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騎士Ⅱ ◆gry038wOvE Where there is light, shadows lurk and fear reigns… (光あるところに、漆黒の闇ありき。古の時代より、人類は闇を恐れた) But by the blade of knights, mankind was given hope… (しかし、暗黒を断ち切る騎士の剣によって、人類は希望の光を得たのだ) ◇ 涼邑零。──この男に、その名前がついたのはごく最近の話である。 元々、彼には「本当の名前」はなかった。人の子として生まれたはずだが、気づいた時には親は目の前にはいなかった。自分と血のつながりのある人間は人生の始まりから間もなくして、何らかの事情で彼の目の前から姿を消していたのだ。 おそらくは────もうその彼の血縁者はこの世にいない。両親は彼が生まれて間もなくして、ホラーに殺されたという話をされた事があったが、やはりそれが真実なのだろう。 だから、実の両親がつけるべきもの──「本当の名前」は彼にはない。 『──父さん! 静香!』 親のなかった彼にとっての家族とは、道寺という老いた魔戒騎士の父と、静香という妹である。自分が道寺や静香と血のつながりがない事を知ったのは、十年前、彼が八歳の時だ。 それを告げられるその時まで、何の違和感もなく彼を本当の父だと思って生きてきたのだった。強く優しい道寺の背中は、本当の父そのもの──彼は、ずっとそれを追って来た。 魔戒騎士の血が自分と静香に流れ、自分はその血に従って、父同様の立派な魔戒騎士になると思っていた。 『怒らないで、坊や。道寺はね、身寄りのないあなたと静香を引き取って、自分の子供として育てる決意をしたの。それがどんなに覚悟の要る決断であったか、あなたにはわからないでしょうね──』 倉庫の中で魔導具シルヴァと出会い、そう言われた時の衝撃を彼は忘れないだろう。月並みな言い方をすれば、ハンマーで殴られたような衝撃である。 後に、その真実を再度、道寺から聞かされた時の静香の驚いた顔も忘れない。 “ああ、あの時自分はこんな顔をしていたのか……”と。 だが、決して、失望だけの色ではなく、どこか嬉しさがこみあげていたのは、兄と妹の関係では叶わないような想いを、お互いに胸に抱いていたからだろう。 彼が道寺のもとで暮らしていた時の名前は銀牙と言った。 これはおそらく、一人の身寄りのない子供に道寺がつけた名前だ。銀牙騎士ゼロ、という道寺の称号の名前を考えれば、容易にわかる事である。おそらくそこから取ったのだ。 銀牙はその名前を、己の誇りにした。血のつながりはないとはいえ、それでも父は自分を魔戒騎士にしようとしている。父の称号から受けた名前がより一層、自分は魔戒騎士になるのだという想いを強くさせた。誉れ高き魔戒騎士が、己の称号を他人に名付けるはずがない。実の息子のような愛情を注いでいるから、この名前が銀牙に受け継がれたはずだ。 道寺や静香が、自分の事を「銀牙」と呼んでくれる日々がただ嬉しかった。 たとえ血のつながりがなくとも、そこにいるのは確かに「家族」。父から子へと受け継がれた、魔戒騎士の魂の絆だった。 ……とはいえ、元々、道寺が彼を引き取ったのは、「絶狼」の称号を持つ鎧の後継者が空席だったからであった。決して孤児を不憫に思ったわけでもなく、己の寂しさを紛らわすだけでもなく、ただこの世にありふれたたくさんの孤児の中から、奇跡的な才能の持ち主を見出して、自分の後継者を育てようとしたのであった。 魔戒騎士になるには血のにじむような努力が要される。昼夜を問わず心身ともに修行し、天才的な素養と努力によって己の術を高めていく。一般的な人間が一生涯に行うほどの努力を少年期に詰め込むくらいでなければ、古の怪物ホラーを狩る事はできない。 本来ならば血統も重んじられるが、その差を一層の努力で埋めなければならない定めも彼には圧し掛かった。 しかし、銀牙にはそんな生活も、手ごたえのない努力も、苦ではなかった。 苦しさの数に勝る幸せがあり、道寺の息子として魔戒騎士を夢見る事もまた誇りであったからだ。銀牙自身が、魔戒騎士の子たちに遅れを取らない才能の持ち主であった所為もある。 『ねえ、銀牙はなぜ魔戒騎士になったの?』 『──きみを守るために』 「大事な物を守る」──魔戒騎士にとって、最も大事な想いと、しかるべき義務もまた、銀牙の胸の内に確かに秘められていた。日々の辛い修練も、父や静香を守るために魔戒騎士になるその時を思えば耐えられたのだ。それに、父の生成した魔導具・シルヴァも彼らを支えていた。 そして、いつの間にか銀牙は、魔戒騎士の血統を継いだ者たちよりも立派な魔戒騎士になっていたのである。 それだけの素質を開化させる頃には、銀牙は十八歳になり、私生活では静香との結婚を意識するようになっていた。まるで前世からの悲恋が叶うような喜びが胸に広がっているのを銀牙は感じた。 そう、おそらくは──この愛おしさは、今に限った事ではない。 兄と妹だった時よりも、ずっと以前から二人は惹かれあっていたはずだ。 そして、やがて訪れる幸せを夢見て、銀牙は日に日に強くなっていった。誰よりも強く、誰よりも静香の事を守れる魔戒騎士になるために──あるいは、最高位の黄金騎士の力に届いてもおかしくないほどの急激な成長ぶりであっただろう。 そんな日々も──。 あの日。左翔太郎の言葉を借りるならば、「ビギンズナイト」とでも呼ぶべき、銀牙の運命を変えた日、遂に銀牙の幸せな日々は幕を下ろした。 長い時間をかけて育まれたその幸せが崩されるのは一瞬だった。 それが崩された理由の単純さも、その運命の無情さを表していた。 たった一人の魔戒騎士が、ある秘薬を奪う為だけに、銀牙の目の前で道寺と静香を殺害したのである。目の前で、家族たちの温かさは消えていった。 その日から、銀牙は己の名前を捨てた。あの名前が呼ばれるは、銀牙が育ったあの草原にぽつりと建てられた小さな家の中だけだ。 誇り高き、「銀牙」の名前は、もう使われるべきではない。これからはどんなに汚れた事でも行う。魔戒騎士の道理に逆らってでも、家族の仇を取るのだ──。 「銀牙」は、その時に死んだ。──そして、新しく「涼邑零」という名前の男が生まれ、復讐の為の日々は始まったのである。 ◇ 仇敵は目の前にいた。 暗黒騎士キバ──。いや、それを狂わせていた『鎧』だった。この鎧は中身を伴っていない。残留思念だけが具現化された物であるとザルバは言う。 実のところ、確かにそこから人間らしい意思は感じられなかった。 しかし、確かにそれは仇敵だった。 千体のホラーを喰らい、魔戒騎士たちを喰らい、バラゴの精神までもを喰らったのは全てこの暗黒騎士キバの鎧の方である。 真に憎まれるべき仇は鋼牙でもバラゴでもない。──ここにいる、鎧の怪物だ。 ──魔戒騎士たちの鎧は、須らく危険性のある材質で出来ている。 ソウルメタル──現世で99.9秒以上装着していれば鎧の力に食われ、暴走するという代物である。その時から鎧はデスメタルへと還元され、より強固で強力になる代わりに、鎧自体の自我も強くなるのである。 文字通り、“魂が死んだ”状態と言っていい。 実のところ、辛い修行を経てきた多くの魔戒騎士たちはソウルメタル難なくそれを使いこなすのだが、時として飽くなき力の誘惑に負け、99.9秒を超過しても鎧を解除せず、結果として怪物になる者が現れる。 この鎧の主であるバラゴは、その限られた稀な魔戒騎士だった。 バラゴはもうこの世にはいないが、全てを喰らった鎧の方こそがバラゴを暴走させ、怪物の意思を持っていたのだろう。バラゴの蛮行は当然許される事ではないが、より許せないのは、一人の人間の想いを利用して騎士の道を狂わせたこの悪しき鎧──それが今、ようやく零にも理解できたようであった。 「──いくぞ」 ゼロはその仇敵の暗黒騎士の喉元を冷静に──あるいは、冷淡に見つめた。銀牙騎士ゼロの鎧を纏い、今自分は戦いの現場にいる。 しかし、己の内心には奇妙な落ち着きも見受けられた。戦意は高揚もしているはずなのだが、決してそれだけではない。今までよりもずっと、沈着した怒りで敵に相対している。 ずっと……ずっと、追い求めてきた己の仇が、今目の前にいるはずなのに。あれだけ憎み、あれだけ零を苦しめた諸悪の根源が目の前にいて、今度は零の命を奪おうとしているはずなのに。本来なら復讐の意思が牙を剥いても全くおかしくない話だが、零はその想いに飲まれなかった。 「暗黒騎士……いや、俺たちの敵・ホラーよ」 勝つか、負けるか──それは生きるか、死ぬか。幾度もその緊張を乗り越えてきたとはいえ、この破格の相手を前に考えてみれば恐ろしい物だが、今こうして、久々に暗黒騎士と対決する日が来た時、零の胸には辛い修行を乗り切った後に敵に勝ったような達成感があった。 ──いや、勝てる。これは勝てる戦だ。その確信が既に零にはある。 「貴様の陰我──今度は、俺が断ち切る!」 道寺も。静香も。シルヴァも。鋼牙も。──今はいないが、彼らから教わって来た魔戒騎士の義務と守りしものだけは、零の中に残される。いや、彼らにその想いを受け継がせてきた幾千の英霊の魂や想い、誇りもまた、銀牙騎士がここに生まれるまでに存在しているのである。それらは決して消えない。 古今東西、あらゆる黄金騎士や銀牙騎士たちが鋼牙・零の代まで継承させた力と意思である。たかだか十年程度、見せかけの強さで悪の限りを尽くした暗黒騎士──いや、騎士と呼ぶ事さえおこがましい目の前の怪物とは違う。 ゼロがこんな所で、こんな相手に負けるはずがなかった。 この剣に、この両腕に、この血潮に、幾千幾万の戦士たちの力と想いが宿り続けている。そして、ゼロの背中を押しているのである。 ──それに、ここには新しい仲間もいる。 その追い風に身を委ねるように、彼は駆けだした。 「──はあああああああああああっ!!!」 両手に剣を握りしめたゼロは、まるで舞うようにキバの体表へと剣をぶつけた。 火花は勿論、キバを動かす邪念の欠片もまた、そこから漏れ出たように感じた。 胸を張り、然として、キバはその一撃を受ける。 その衝撃を鎧の強度で飲み込み、当のキバは隙を見てゼロの腹を、胸を蹴り飛ばした。 数歩、ゼロは退く。 「はあっ!!!!」 しかし、そこから縦一閃。 刃がキバの体を引き裂かんと振るわれた。 両腕の付け根に向けて突進した斬撃の光は、その体を抜けて後方の木々へと、地面に垂直な焦げ跡を刻んだ。 「ぐっ……!」 今度はキバが後退した。 真横に剣を構えて、ゼロの手前の虚空を引き裂く。彼らの一撃は、風を作りだす。──鎌鼬、という現象のように。 ゼロは高く跳躍してそれを回避する。キバの斬撃は、そんなゼロの足の下を素通りしていった。後方数十メートル、幹が抉られた木が残った。 ──その時、キバにも隙が出来たように見えた。 「はぁっ!!」 この掛け声はゼロでもキバでもない者が発した声だった。そして、真横からキバの左腕に向けて振るわれる剣──。これは、おそらく戦闘の素人による攻撃だ。キバはその左腕で剣の切っ先を掴む。 その見かけは黄金の輝きを放っていた。──ゼロの仲間だ。 黄金騎士ガロの姿に変身したレイジングハート・エクセリオンである。ダミーメモリという強力なメモリが、一度見た敵をより強くなっている。 「愚かなッ」 キバはまず、そちらに一度、剣を振るった。刃はまるで突き刺したかのように深く鎧を抉り、滑らかに線を作る。黄金の鎧に一文字の傷跡。レイジングハートの方が接近しすぎた証であろう。指に嵌められたザルバも、その不覚を呪っているに違いない。 もう少し距離感を計算に入れるべきだ、と。 「ぐああああああああああああああッッ!!」 レイジングハートは基本的にはここにいる誰よりも戦闘に不慣れだ。 ゆえに、キバに敵うだけの力は持ち合わせない。キバにとっても、取るにたらない存在のはずだ。 「大丈夫かっ!?」 着地したゼロがレイジングハートの身を案じる。 だが、彼女には決して役立たずではなかった。彼女にも、ここにいる誰も持たない技能がある。この場の誰もが、その行動をただの無茶や不慣れと勘違いしたようだが、レイジングハートも接近戦が危険である事など重々理解している。 ──彼女も「変身」においては、ここにいる誰よりも多様なバリエーションを持っているのだ。これまで見てきたあらゆる物に姿を変え、その能力の片鱗を自在に引きだす事ができる。扱う者によれば、その強さは絶大。 今、まさに、その能力を活かして目の前の巨悪に一矢報いようと思ったのである。 「──OK,……変、身ッ!」 この時、傷ついたレイジングハートが姿を変えたのは、フェイト・テスタロッサ・ハラオウンの姿であった。所持していた黄金の剣は、鎌形の魔法刃・ハーケンセイバーへと姿を変える。ダミーメモリによる疑似的な魔法力だけではなく、レイジングハート自身のリンカーコアから供給される魔法が一層、その刃を強くする。 「ハーケンセイバァーッ!」 ごろろろろ。──形を変えた剣から発せられるのは、轟く雷鳴。 キバの頭部から足元まで雷が駆け巡った。人間ならば一瞬で焼死する。非殺傷設定などこの相手には使われていなかった。 「なにっ……!」 肉を斬らせて、骨を絶つ──。 接近戦の危険性は重々承知していたが、レイジングハートはこの距離で「変身」する事を考えていた。ガロとして接近してキバを狙い、直後にフェイトの姿へと変身し、魔力を発動する。その作戦通り、ハーケンセイバーへと変形した黄金剣は、キバの頭上に雷と魔法刃を落としたのであった。 「……ぐっ!?」 魔戒騎士を相手にすればありえないトリッキー。──それが、暗黒騎士キバの鎧に突かれた弱点である。 目の前の敵が黄金騎士ではなく、湖で目にした女であるとはわかっていたが、あくまで、キバは無意識に「魔戒騎士の能力」への対応を考えていたのだろう。しかし、当のレイジングハートの側は決して黄金騎士としての能力だけを有しているわけではない。これまでの戦いのあらゆるデータが全てそのままダミードーパントの能力に直結している。 変身のバリエージョンは無限に存在し、瞬時にその姿と能力を入れ替えて戦闘する事ができる。その切り替えが上達している事をキバは想定していなかった。 ゆえに、甘んじてその体は電撃を喰らう事になったのだ。 体を駆け巡った電流の残滓を振り払い、レイジングハートを一睨みする。 「ふんっ……」 キバにとってはまだまだ致命傷に届かない一撃だ。 鎧自体の能力も、易々と敵に遅れを取るレベルではない。中身がない分、人間と比べて「痛み」のない彼には、一瞬だけ受けた外傷である。 通常の金属と違い、感電する事はありえない。破損レベルも低く、決して意義のある攻撃にはなりえなかった。 「……この程度か!」 レイジングハートが行ったのは、実際には「骨を絶たせて肉を斬る」という程度だったのだろうか。キバの受けたダメージは、レイジングハートの意に反して、微々たるものであった。 しかし、キバのペースを乱したのは確かである。下に見ていた相手から初めてまともな攻撃を貰って、内心では動揺も受けただろう。自尊心の強い怪物であるがゆえ、自分の想定を崩されると理不尽な怒りも湧き上がる。 実際、微々たるものとはいえ、鎧そのものに与えたダメージがあるのは確かだ。蓄積されれば十分に破壊につながる。おそらく、通常の攻撃では、多少でもダメージは与えられない。 『おい……あんまり無茶をするな……! 身が保たないぞ!』 ただ、レイジングハートを想い、ザルバは叫んだ。実際、その通りだろうとレイジングハートも自覚する。 この戦法が一度成功して以降は、おそらくその効果は弱くなる。まだキバが知らないような能力もいくつか使えるが、それを使い続ければキバもレイジングハートの命そのものを消し去る為の対策を生みだすだろう。 レイジングハートは、キバから距離を置いて膝をついている。胸部の傷跡を触れながら、あと二、三発同様に攻撃されればレイジングハート自体が破壊されてしまう可能性も高い──それを実感した。 「まずいっ!」 好機。キバはそこにねらい目を感じる。 その最中、仮面ライダースーパー1──沖一也がそこに駆け寄った。 「ふんっ」 キバが空中に剣で十字を描くと、それはまるで黒色の衝撃波のような姿へと姿を変えて、そのままレイジングハートを狙う。 「──ッ」 ──が、その攻撃の延長線上には、既にスーパー1が到着していた。 十字の黒炎がレイジングハートの体を引き裂く前に、スーパー1が両掌をキバに向けて腰を少し下ろす。構えは、ほぼ正確だった。 「赤林少林拳! 梅花の型!」 十字の中央、四股が集う場所が、スーパー1の掌と重なり、包まれた。まるでスーパー1の掌の底から漆黒の花が咲いたようにも見えるだろう。 レイジングハートは、自分に向けられた攻撃に咄嗟に目を瞑ったが、己を守るスーパー1の背中を目の当りにして、ほっと息をついた。 「破ァッ!」 スーパー1は、キバの剣から放たれた衝撃波を梅花の型で吸収する。 彼は別にこの腕に力を込めたつもりはなかった。ただ、自然の流れに従い、己の鋭敏な感覚を信じてそこに手を起き、流れに任せたのみである。 その結果、黒炎の力は押しとどまり、やがてスーパー1の付近数メートルに暴風を発生させた後、元通り自然の流れに消えた。 全て終われば、舞い散る木葉だけが、スーパー1とレイジングハートの周囲には舞っている。 守る。──という行為においては、彼はプロフェッショナルであると言える。 梅花とは、その為の力である。その使いどころが発揮されたという事だ。 「ハァッ!」 ゼロが再び、キバに接近して剣舞する。 本来ならば相当に使う難く、剣道でもルール上可能であれ、誰も使わない二刀流。──現代では、それを使いこなせるほど頭の回転の早く、両手の握力やテクニックの強い戦士は存在していなかった。 それが、今、一度、二度、三度、四度と、キバを翻弄して傷つけている。 彼は二刀流において、おそらくその時代で最強の実力の持ち主であった。並の人間にとっては一刀流が最も安定した剣術だろうが、彼にとっては二刀流の方が遥かに扱いやすい。 刀、という無機質な相棒でも、一つでも多い方がいいと──寂しく思っていたのかもしれない。 それは、滑らかにキバの体表を削り取った後、背後に退いた。 「うらァァあああああッ!!」 そんな最中、三人──ゼロとスーパー1とレイジングハート──の耳朶を打つのは、もう一人の後衛の叫び声である。咄嗟に、ゼロとスーパー1は己の身の危険を感じた。 味方ではあるが、決して優しくはない攻撃がキバに向けられたのだろう。 「ぐっ……!!」 ゼロが後退した理由はこれである。 スーパー1のもとに、更に一閃の攻撃が向かってきた。──今度は、梅花による回避は難しい速度であった。力の位置が安定せず、捉えるのは難しい。 咄嗟に、スーパー1とレイジングハートはその頭を下げて屈み、体ごと回避した。 激突。 二人の後方、冴島邸の塀に真っ赤な炎を帯びた斬撃が走る。爆弾がコンクリートを粉にしたような轟音とともに、塀が崩れ落ちてきた。 レイジングハートの頭部をスーパー1が庇うようにして守る。瓦礫は彼の体には柔らかな土塊も同然だ。 「ドウコク……!」 その技の主を見れば、それは血祭ドウコクであった。──彼にとっては、この軌道もおおよそ予想通りだっただろう。最もキバを捉えやすい角度に、力任せに剣を振るっただけだ。 暗黒騎士キバ以上に恐ろしい異形を、スーパー1は黙って見つめる。その瞳にはドウコクへの批難と反抗の念も込められていたが、当のドウコクは全くそんな視線を受けている意識はなかった。 「フン」 ドウコクは憮然と立ち構えたまま、キバの方を見据えている。スーパー1とレイジングハートの方には最初から目をやっていないようだ。明確にスーパー1やレイジングハートを狙ったわけではないが、巻き添えも辞さないと判断したのだ。 いずれ敵になる男……というのを二人は確信した。 これがこの男の戦法だ。 スーパー1とレイジングハートの回避を信頼したわけではなく、「回避できない雑魚ならば味方として扱う価値はない」と最初から方針を決めて戦っている。 これが同じ外道衆の仲間ならば違っただろうが、相手が外道と相容れない善良な人間ともなるとこんな扱いである。──ドウコクは、スーパー1たちが休む間もなく次の行動に出た。 「ハァァァァァァァァッ!!!!!」 そう吠えたかと思えば、次の瞬間には、ドウコクがその場から姿を消した。いや、その場にいた人間の目が一瞬だけその姿を捕捉できなくなっただけだった。 よく目を凝らせばわかるが、ドウコクは超高速で移動してキバの体を斬りつけていた。それは傍から見れば単純に右から左へ動いているように見えるかもしれないが、実のところ、ドウコクの足は地を蹴っていない。 それこそが外道衆なる妖怪たちの特異性だろう。 僅かならば、地に足をつけずに、自分が作りだした大気の流れだけで移動ができる。 「ハアッ!!」 何度、キバの体が傷を負っただろうか、というくらいに切りつけたところでドウコクが飛びあがり、上空から青い雷を放ってキバに落とした。 スーパー1とレイジングハートは退いてそれを回避していた。今は到底、そこに飛び込めるような状況ではない。 これがドウコクの実力である。この時の彼は、おそらくこの場で最も非情に戦闘行為を行っていたのだろう。──首輪を外した以上、彼を縛る者は何もない。 「ぐっ!! はっ……!!」 キバは、傷つきながらも機転を効かせて、その雷を上空に翳した剣を避雷針にして「回収」する。そして、剣を華麗に振るって、その電撃が自らに到達するよりも早く────大地へと雷を押し返す。 なかなかの初速だ。視界そのもののモードを切り替え、ドウコクの戦闘をコンピュータで捉えていたスーパー1以外、その一瞬は捉えきれなかっただろうと、スーパー1は自負した。 地面が裂け、電撃はゼロの方へと突進していく。 「危ないっ!!」 スーパー1が思わず叫んだ。 雷が土竜のように地を掘り進め、地上にそのエネルギーを解放しようとしている。 そのゴール地点にゼロがいるのである。彼の耐久精度がどの程度か認識していなかったスーパー1は、彼の身を案じた。 しかし、それは全くの杞憂だったといえよう。 「はっ」 ゼロは両手を広げ、空中へと飛びあがる。──彼は、キバが雷よりも早く動いた事を確かにその目で捉えていたらしい。それは、人間離れした運動神経と動体視力であると言える。 空は真昼の太陽がもう雲に隠れていて、既に陽が落ちそうに暗くなっていた。今、空にある輝きはゼロだけだった。 なるほど、スーパー1が思っていた以上に、頼りがいのある仲間だ。 「──」 ドウコクの方は、これといって反応せず、憮然と立ちすくんでいる。──彼も、スーパー1の予測以上の動体視力で、一部始終を確認したのだろうか。 スーパー1──沖一也と決定的に違うのは、ゼロが舞い降りるあの空に一切興味を持たないところだ。 遅れて、レイジングハートが、顔を上げてゼロの姿を探した。今の一瞬は彼女でも捉えられなかったらしい。ドウコクがキバに雷を落としてからの展開を彼女は読めていない。 ぱからっ、ぱからっ、ぱからっ……。 そんな風に空を彼らが見つめていると、どこからか蹄の音が鳴り渡った。 味方さえも、その音に翻弄される。キバに向かっていくその音。 まるで、森の中から突然に現れて出てきたように聞こえた。 「!!」 巨大な銀の馬が、森の奥から駆け出してくるのだ。 ゼロの鎧と同じく、白銀に輝くその馬は、どんなサラブレットよりも美しく猛々しい。 スーパー1は思わず息を飲んだ。 「──」 魔導馬、銀牙である。巨体は四足を駆動させて彼らの元へと向かっていた。 ゼロが召喚したのだ。あらゆる意味で最後の相棒にして、己のかつての名前が名付けられている家族。現世に降臨した魔導馬は、英霊たちの魂さえも載せてゼロへと近づいていた。 ゼロはその巨体を繰り、直線上にあるキバの鎧を狙っていたのである。 「はあああああっ!!」 その時速を確認する。銀牙は、森の奥から現れ、ゼロの着地点まで一瞬で距離を縮めた。 ──一秒後には、キバの後方へとたどり着けるスピードだろう。 ゼロが銀牙の上に落下し、丁度跨る形になって、キバへと肉薄するに至った。 「──ッ」 本来、キバの鎧はその邪念だけで魔界と人間界とのつながりを一時的に断絶する「結界」を張るだけの能力があるが、この時、彼の邪念は結界を張るに至らなかったのである。 それは、彼が最も恨んでいる黄金騎士の存在がこの場になかった事と、絶狼の鎧を喰らおうとしていた事に由来する。 しかし、今自分が戦っている相手は既に魔導馬を持っており、それをこうまで手懐け、使いこなしている事をキバは理解した。目の前の敵は、安易に“喰らえる”相手ではない。 どうやら、もっと簡単にゼロを倒す策を講じなければならない。 銀牙に載ったゼロの刃は、通りすがりにキバの胸を切り裂く。 先ほど、似非の黄金騎士に与えた傷口よりもずっと深く、空っぽの鎧を抉りだす。 「ぐっ……」 通りすぎたゼロは、再度後ろを振り向いて、キバの方へと向かっていく。 キバは倒れかかったその体でも、向かってくるゼロと銀牙を睨み据える。 ──喰うか喰われるか。 接近する銀牙を前にも、キバは冷静に己の刃を腕でなぞった。すると、まるでそこから魔導火を翳したかのように、刀身で炎があがった デスメタルの刃がいっそう強く燃え上がり、向かってくるゼロを斬りつけようと感じた。 「フンッ!!」 「ハアッ!!」 ゼロとキバ、お互いの刃から衝撃波が発される。 膨大なエネルギーを発するお互いの刃が空中で激突、拮抗した──。 ──爆裂。 双方の力が押し合いきれずにそのエネルギーを直進させ続ける事ができなかったのだ。 真横に逃げ出そうと抵抗した力が空中で小さな爆発を起こす。 空気が振動し、ゼロとキバはそれぞれ、衝撃を体の前面で受けて吹き飛ばされる。 「ぐぅっ!」 ゼロが起き上がる。 ──いや、その姿は生身の涼邑零へと再び戻っていた。 「フフ……」 魔界騎士の鎧が解除されており、背にいたはずの魔導馬も消えている。しかし、零には召喚を解除した覚えも、召喚の継続が不可能になる次元のダメージを負った覚えもない。 考えうるのは、外的要因。強制的に他人の鎧を解除できる抑止力だ。しかし、それも心当たりがなく、零は困惑した。 「────なっ……一体、どういう事だっ!」 尻を地面についたまま、零は己の両掌を見る。 傍らに落ちている双剣にふと気づいて、それを手に取る。 即座に、その剣で空中に真円を二つ描いて、真魔界とのコネクトを図るが、……すぐにゲートが消失した。これでは、鎧の召喚が行えない。 『奴の邪念を受けたんだ! 奴は結界を張って鎧の召喚を妨害しているぞ!』 レイジングハートの指で魔導輪ザルバがその気配を察知し、ゼロに原理を伝えた。キバの強い邪念がゼロのソウルメタルの装着を解除させ、一時的に真魔界に鎧と騎馬を送還させたというのである。 更に、キバはその邪念でホラーを操り、現実世界へと鎧を運ぶ魔天使を妨害している。 その為に、零は再度鎧を装着する事ができなくなってしまったらしい。 「くっ……奴め! あと一歩のところで!」 『おい、零。もう一度ゲートを開け、俺様が裂け目に入って何とかしてやる!』 「……わかった!」 零は、頷くとザルバに従って空中に円を描こうとする。 だが、そんな彼の目の前には既に起き上がったキバが接近している。 円を描く時間はない──。 「はぁっ!!」 スーパー1がキバに掴みかかり、零への接近を阻止する。パワーハンドへとチェンジしたファイブハンドは、キバが零を殺害する隙を与えなかった。 キバの外殻を掴み、敵の動きを止める。 現実世界の科学技術で魔界の鎧を阻止する、その人間の凄まじき情熱──それもまた、キバには疎ましい。真に強きは人ではなく、魔物であると信じるがゆえに、彼はホラーを喰らい続けたのだ。 「くっ。仮面ライダーめ、何度この俺の邪魔をするッ!」 「何度でもだっ!」 「ならばッ! ──はぁッ!」 スーパー1の鳩尾にキバの肘鉄が入る。強固なスーパー1のボディに、それは損害として認識された。もしまともに喰らえば、沖一也としての内臓部にも危険信号が入りかねない。 しかし、今この時にスーパー1がしたかったのは時間稼ぎだ。一秒でも稼がれたのなら十分である。 「──ザルバ!」 零は、スーパー1が作った隙を見て、魔戒剣で真魔界と現実世界とを繋ぐゲートを描いた。 二つの真円からこぼれ出る光は、魔界とこの世界をつなげる色彩だ。確かに、この小さな裂け目から、あの世界への道筋は開かれている。 「無事を!」 『任せろ!』 レイジングハートは、即座にそこにザルバを放り投げる。アーチになって綺麗に裂け目へと侵入したザルバの姿が消えたのだろう。 魔界とのゲートがホラーの妨害によって現実世界から消えていく直前、ザルバは向こうの世界に“帰った”。 結界を解除し、こちらの世界へと再び鎧を召喚するべく──。 「くっ……」 キバは、その様子を不快そうに見つめ、スーパー1の腕を払った。 スーパー1も何メートルか後退する。しかし、今一時の目的は十分に果たせた。 これで、ともかく、零が生身に限らず奮闘できる状況だ。 「よし、あとは鎧が戻るまで──」 前方に零とレイジングハート、右方にスーパー1、左方にドウコク。 四人がキバに向かおうとする。多勢に無勢、というほどキバは弱くない。 ひとまずは、ここにいる四人を葬るだけの余力はあると──キバは、驕った。 ◇ キバに迫ったのは、赤心少林拳の手刀であった。 並の鉄ならば切り裂くだろうが、当然デスメタルの鎧にはそれだけの効果はない。 金属と金属がぶつかる音とともに、キバはスーパー1の腹部に刃を滑らせる。 その傷は深く抉れて、スーパー1にも深刻な損害をもたらした。 「うらあっ!!」 スーパー1に注意を向けていたキバの背中から、血祭ドウコクの襲撃である。 またも、それは味方の損失を一切考えない利己的な攻撃方法であった。 キバの鎧に向けられた掌から、見えない衝撃波が発生する。疾風ともまた違う、空気そのものが重みを帯びてドウコクの掌から発されたような一撃。 背後を振り向いたキバにとって痛手だったのは、その一撃のあまりの深さ。 全身から火花が散るほどである。 「……俺と同じか」 だが、キバも背中のマントを翻して、そのダメージを最小限に抑えていた。 既に、ドウコクが自分やホラーと同種である事は理解している。それゆえか、スーパー1の身体を顧みずに一撃を放るような無情な性格が見受けられた。まさに、“外道”と呼ぶにふさわしい悪徳だ。 スーパー1の腹部を切り裂いた剣を、そのままドウコクに向けて振るった。 黒炎の斬撃がドウコクに向けて空気を切り裂いて進行する。その一撃はドウコクの体表を抉った。 「うぉっ!」 ドウコク自身、どうやら避ける気はなかったらしく、予想以上の痛みに少しは困惑したようである。──しかし、その困惑は決して消極的な意味ではなかった。 敵の出方、敵の持つ一撃、敵から受ける痛み。全てに興味を持ったのだろう。 どうやら、ドウコクを敗北に至らしめるほどの力はない。 「──ふん、少しはやるようじゃねえか」 実際のところ、ここにいる中ではレイジングハート以外の全員が片手落ちで倒せてしまいそうな程度、とは思っているが、ドウコクは薄く褒めた。 少しは、という表現が全く虚栄ではない。 ドウコクにとって、目の前の敵の実力は、「思ったより少しは上」という程度だった。元のハードルが低い所為もあるが、褒める程度には値する。少なくとも、シンケンレッドや十臓とは同じ程度。 「だが、これ以上俺の手を煩わせる必要もねえみてえだな」 純粋な破壊願望とともにここに来たが、ドウコクにはもう十分であった。 あとは、彼らに任せても殆ど問題はない。 底が見えた──そう感じたのだろう。スーパー1が後退し、キバの周囲から人が消える。ドウコクもそこに突っ込む事はなかった。 『──Divine Buster』 ──高町なのはの姿へと変身したレイジングハートが既に照準を合わせている。 桃色の砲火が、そのままキバの鎧へと突進し、爆ぜた。 「やりましたか?」 爆煙の中でキバの姿を探す。こういう場合、大抵は効き目がない。 ──この場合も、既存の展開と同じように、キバは再びその煙の中からシルエットを現した。やはり、その目はこちらを睨んでいる。 キバは接近する。 慌てて、零がレイジングハートの前に出た。キバが剣を振るうが、二つの魔戒剣がその刃が人を斬るを押しとどめる。 「──いや、奴はまさか……」 ドウコクが、少しばかり怪訝そうに見つめた。 相手は消耗しているはずだが、何故かこちらの攻撃がトドメとして通らない。それだけの手ごたえが何故か失われている。 ……いや。もしかすると。 相手は、実は“不死身”なのではないかという疑念が湧いた。 ◇ ────真魔界。 ここは、あらゆる人間たちが持つ心の裏側の精神世界であった。暗雲が立ち込め、屍の匂いがする最悪の場所でもある。 魔導輪ザルバは、レイジングハートに投げ込まれた事で、こちら側の世界への侵入に成功したのであった。 「ふぅ、やれやれ。……なんだか俺様は前にも同じ事をした覚えがあるぜ」 当のザルバは記憶にないが、かつて、ザルバがここに来た時は、奪還するのが黄金騎士牙狼の鎧だったが、今回は銀牙騎士絶狼の鎧である。全く、二人とも世話を焼かせる。 もっと以前から黄金騎士の魂を感じてきたザルバにとって、二人はまだ青二才だ。 とはいえ……鋼牙。彼はまだ、これ以上に育つ素質のある男だった。思えば、歴代最強の魔戒騎士にもなりえただろう。 ……いや、こんな事を考えるのはよそう。 まずは── 「────この、真魔界にいる一面のホラーを何とかしなきゃな」 ザルバが召喚された位置の絶壁の周囲は、果て無く素体ホラーで埋め尽くされている。 何百、何千……いや。「無数」というのはまさにこの事だろう。地を這い、空を飛ぶホラーだらけで何も見えなくなっているではないか。見るだけで鳥肌ものである。 これがあの暗黒騎士キバの鎧が張った結界の力だというのか。 「あれか!」 ザルバが見たのは、鎧を真魔界から現実世界へと運ぶ魔天使たち。それぞれ、銀牙騎士の鎧に接近しては、ホラーに阻まれている。あれでは、おそらく永久に魔天使は鎧を現実世界に送れないだろう。 なるほど、これでは零も鎧を召喚できないはずだ。 方法はひとつ。 「いくぜ、魔導輪の意地を見せてやる!」 ザルバの口から、緑の炎が吐き出される。 ザルバは自らの力で回転して、自分の周囲のホラーたちを殲滅していく。 緑の炎に触れたホラーたちは、その火力に燃え尽くされ、消滅した。 突如として現れた刺客に、多くのホラーはたじろいだ事だろう。逃げていこうとする者もいた。 しかし──。 「ふぃふぃふぁない!!」(キリがない……!!) ザルバがどれだけの速度で進んでも、ホラーの数は圧倒的。 中にはザルバを破壊しようとして接近する者もいる。しかし、それを何とか殲滅しながら、ザルバは進んでいく。 これだと何時間かかるかわからない。 嘆かわしい。このままでは、鎧を返還する前に零たちがトドメを刺して勝ってしまうのではないか。まったく、あの魔天使も自分もこれだけ頑張っているのだから、活躍の場が欲しいものだ。──と考えつつも、ザルバは自分たちが予想以上にピンチである事を感じていた。 あの暗黒騎士キバの鎧を倒したところで、まだ邪念が消えるとは限らない。 このホラーたちを全滅させて零に鎧を届けなければ、今後にも響く。 「──しまっ、」 ザルバの後方、素体ホラーがニアミスを果たしていた。 ザルバを握りつぶそうとしているのか、その手をザルバに向けて伸ばしていく。 まずい。 ザルバがそちらを振り向こうとするが、間に合わない。緑炎が届く前に、このホラーは──。 ──ザクッ。 しかし、そんなザルバの焦燥を裏切り、ホラーの姿は崩れ落ちた。 ホラーの後ろで何者かがその体を斬りつけたのだ。 ホラーが朽ち果て、その後方から一人の男が現れた。 「……お前は」 確かに、ザルバはその男を知っていた。 この時まで、この男がここに現れ、協力する事になろうとは思わなかっただろう。 「バラゴ!」 バラゴであった。 彼は一つの錆びた剣を握って、ザルバの周囲のホラーを効率よく斬り捨てていく。時代劇顔負けの殺陣であろう。ホラーたちは崩れ、果て、魔天使たちのもとへと群がるホラーたちの元へと、バラゴが駆けていく。 「時間がない。……いくぞ、ザルバ」 言って、やはりバラゴはホラーたちを斬り捨てた。 魔戒騎士としての実力は相当に高い。ホラーの気配を察知して、前後左右上下……あらゆる場所で自らに最も近づくホラーを地に還していく。 その背中は、ある魔戒騎士にも似ていた。 (────なるほど。怨念を、捨て去ったのか) 鋼牙によって倒されたバラゴの魂は、罪人としてこの真魔界に流刑されたのである。 しかし、バラゴの心に悪意と強さへの渇望を生み落した暗黒騎士キバの鎧は消え、バラゴの中に根を張っていた邪心は全て空白になったのだろう。 ゆえに、彼は今、魔戒騎士として戦っている。 かつて、大河のもとで修行を積み、ゴンザやザルバと団欒した日々の事が一瞬だけ、ふと頭をよぎった。 とうにそんな記憶は枯れたはずだが、ザルバはその既視感の意味を解して、ニヤリと笑った。 「ザルバ! 何をしている! 早く来い!」 バラゴは叱咤する。 呆気に取られながらも、その光景に無性な懐かしさを感じてザルバはその背を追う。 あるいは、きっと、それは魔戒騎士として本来あるべきバラゴの姿だったのかもしれない。 バラゴは傷つきながらも、懸命に崖の上の鎧へと向かおうとしていた。 「──わかった!」 まだザルバにも余力がある。 暗黒騎士キバの鎧を打倒しようとする仲間は、あそこにいる者たちだけではない。 ザルバは、バラゴの背中を追い、魔導火でホラーを殲滅していく。 ◇ ────零たちの戦いは、ほとんど互角に続いた。 ディバインバスターの直撃や、その他のあらゆる攻撃を受けても、暗黒騎士キバの鎧を破壊する決定打とはならない。 いや、確実にそれが相手の体力を削っているはずなのだが、どうにもトドメとなる技に手ごたえがなかったのだ。実際、目の前の敵は生存している。 (奴め……意外と!) 不思議であったが、それはおそらくソウルメタルの鎧がない事に由来した。 本来ならば、ホラーはソウルメタルを用いなければ倒せない。まさしく、暗黒騎士キバの鎧はそれと同等の存在である。彼は騎士である以上に、ホラーの支配を受けている。ホラーと同じ存在であると言える。 そして、彼はこの殺し合いにおいては、真魔界から召喚されたイレギュラーであり、主催者側の手が行き届かない場所から現れた第三勢力であった。 主催が用意した魔弾によってホラー化した園咲冴子のような場合は、参加者の持つ戦力──それこそ現代兵器でも倒す事ができるだろうが、怨念として外部から召喚されたホラーは制限の縛りが弱く、ゲームバランスと無関係に作用している。ソウルメタルでしか倒せないのだ。 ──そして、ただの魔戒剣ではそれには及ばず、相手にダメージを与えているはずなのに、決定打を打てない状況にあった。 「くっ……」 このままいけば、ただの終わる事のない泥試合だ。永久的に殺し合いを演じる羽目になる。 ましてや、持久戦に持ち込まれた場合、体力が無尽蔵な鎧に分がある。こちらは根本的に持久戦などと言っていられる状況ではないのだ。ゲーム終了とともにこの場に取り残されるかもしれない以上、時間はないはずである。 ザルバが一刻も早く帰還せねば、こちらに勝機はない。 「──はああああっっ!!」 しかし。 それでも、零は立ち向かう。 ソウルメタルで生成されたこの剣のみが決定的なカギだ。 これがなければ暗黒騎士キバの鎧は撃退できない。もう残り時間は一時間と少しだ。 「おりゃあっ!!」 零には守るべき物がある。 静香、道寺、シルヴァ、鋼牙、結城丈二……あらゆる仲間たちがいなくなっても。 まだ、この世界には力なき人、ホラーの脅威に怯える人、立ち向かう力がなく屠られる人たちがいる。 魔戒騎士は、そんな守るべき物たちの物にあるのだ──。 零は再び、その想いを胸に秘めた。 飛びあがった零の刃が、キバの鎧に到達する。 ──その時である。 「空が、光っ──」 零の頭上で、光が差し込んだ。それは、決して雨やみでも木漏れ日でもない。 それは、勝機の光であった。 時空の裂け目──いや、銀牙騎士の鎧が召喚される時の光だ。 『よぅ、零。待たせたな』 魔天使に引き連れられ、魔導輪ザルバが帰って来たのである。 魔天使たちは、それぞれ銀牙騎士ゼロの鎧のパーツを運んでいた。 自分が張ったはずの結界が破られた事を知った彼は、僅かに苛立ったようである。 召喚されたゼロの鎧は、魔天使たちが零の体へと装着する。それは、見る者の目を奪う神秘的な光景であった。 神話の天使たちが、今まさしく目の前で羽ばたき、零に鎧を装着している。 こんな原理で魔戒騎士は鎧を召喚してたというのか──。 「──ありがとう、ザルバ。おかえり」 白銀の狼が、これまでと同じくキバを睨んだまま、そこに再臨した。 ガルルゥ。──吠える。 銀牙騎士絶狼が再びこの世界に解放された。 「所詮は無名の魔戒騎士……念のために結界を張ったが、貴様程度に何ができる?」 しかし、キバはまた、慢心ともいうべき余裕をゼロに投げかけた。 そんな言葉も、ゼロは易々と流した。 「違うな、俺は無名の魔戒騎士じゃない。……銀牙騎士ゼロだ!」 暗黒騎士キバの鎧は、もし表情という物があれば怪訝な顔をしたであろう。 この空間が魔界でない限り、彼は99.9秒程度の猶予で戦わなければならない。 しかし、その絶対不利な状況下でありながら、彼は余裕を見せていた。 「銀牙騎士……フン。黄金騎士以外は全てその他大勢の雑魚に過ぎない。だが──」 銀牙騎士──。 無名と思しき魔戒騎士の称号、それが後に一時代の魔戒騎士のナンバーツーに数えられる事は、この暗黒騎士の知らぬ話だ。 ただ、やはり同じ出自の鎧は、敵のその素養をどこかで感じ取ったのかもしれない。 「面白い……掛かってこい!」 キバは、内心で舌なめずりをしていた。敵が強ければ強いほど、喰らった後に良い栄養になる。物理的に敵を捕食できるこの鎧は、実際に目の当りにしている敵に相当唾を飲んでいるようだった。 しかし、舌なめずりついでに戦闘の準備は十二分固められていた。 剣はその指先が硬く包んでおり、力を欲する戦士として、どんな手を使っても敵を仕留める覚悟。 「はああああああああっ!!」 キバは、己が硬く握っている剣に目をやった。その刀身には徐々にシルエットを大きくする銀色の光が映っている。この角度から、敵の攻撃が来るべき場所を読む──。 接近。 そして、衝突。 「ふんっ────」 双剣がキバの剣へと叩きつけられるまで、一秒とかからなかった。 ゼロは一瞬、戦慄したかもしれない。己が狙ったキバの首元の手前、突然滑らかに剣がかざされた瞬間は、意表をつかれたかもしれない。 ────やはりできる、と思いながら、ゼロがもう一方の左手の剣を強く握る。 「はっ!」 防がれた右手の剣は囮だ。もう一方の剣は敵の腰下から脇腹に向けて斬り上げられる。 火花が散る。キバの鎧は己の不覚を呪う。 しかしながら、決してその一撃をダメージとして受け取らず、敵の感触を飲み込んで次の一手に出た。 「くっ!」 キバは即座に実像のゼロに目をやり、体を回転させてゼロを払う。そのまま、背中のマントをはためかせて、足を高く上げると、ゼロの胸部に蹴りが炸裂する。 ──はずだった。 ──ゼロの剣は、キバの鎧を既に、斬っていた。 「な……何っ!!」 キバの中から横一文字、光が覗いている。それは、ゼロの輝きの残滓だろうか。はたまた、そのデスメタルの鎧にかつて込められていた魔戒騎士の想いなのだろうか。 キバの予測では、彼にそんな力はない。この瞬間まで、そんな力は見受けられなかった。 「ば、馬鹿な……」 ゼロは、二本の魔戒剣を連結させ、両刃のそれを使って縦一閃、キバを引き裂いた。 彼の邪念が解き放たれ、魔の気配が消失していく。 ゼロは、もう一度真横に斬ると、その体を回転させた。キバは己の背にあったが、もはやこれ以上斬る必要も、敵が攻撃してくる事もなかった。 「な、何故だっ……!! ぐっ……ぐあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっっ!!!」 キバは、ゼロの背を見て、どこかに手を伸ばした。 助けを求めたのか、逃げ出そうとしたのか、ただ苦しみで空を掴んだのかはわからない。 しかし、その手は地面に倒れこみ、落ちて消えていった。 零の口が開く前に、暗黒騎士の怨念は爆発四散し、この世から永久に存在を消した。 「あんたには、守るべき物がなかった……。それが、この結果さ。俺たち魔戒騎士は、守るべきの顔が見えているから強い────お前は、騎士じゃなかったのさ」 聞こえているかはわからないが、零はそう呟く。せめてもの手向けに、魔戒騎士の真の強さを教えてやろうとしたのだ。 こうして、“人間の敵”を一人、銀牙騎士ゼロが葬ったのだった。 彼は復讐者としてではなく、戦士としてその使命を果たしたのである。 ゆえに、彼の心に曇りや、或いは──長年の憎しみの寂莫からの開放感は、“零”であった。 ◇ ────父さん、静香、シルヴァ。 零は、ふと父と妹の姿を見た。 それは幻か、それとも真魔界からの使者か──しかし、零はそこに念話で語り掛けた。 ──聞いてくれ、父さん、静香。俺は決して、家族の仇を取るために戦ったわけじゃない。大事な物を守るために戦ったんだ。 ──俺は、父さんみたいな立派な魔戒騎士になったよ。 ──俺は、静香やシルヴァの命は守れなかったけど、お前たちの想いを守れたよ。 魔戒騎士の師でもあった男は頷いた。 それは優しくも厳しい、魔戒騎士たちの歪んだ笑みであるといえよう。 零は、もう少し素直な笑顔で父に返した。 魔戒騎士として抱くべきこの強さ、この想いは三人の家族から送られた物だ。 それを裏切り、復讐の為にキバを殺した時、彼らの想いまでも穢される。 騎士として、零は立派に人間の敵・ホラーを狩って見せたのだ。 ──それじゃあ。俺はまだ、やるべき事があるから── ◇ 「……さて」 残り時間は一時間二十分。 目の前の冴島邸では、例の暗号を片づけただろうか。──いや、全て片づけていなければ困るのである。 零とレイジングハートは冴島邸に入ろうとしていたが、その時に後ろから声がかかる。 「おーい!」 「ん?」 呼び声だ。 それは、男性と女性のものが重なったように聞こえた。 ……見れば、先頭を駆ける女性と、男性の二人組。先ほどまで零と行動を共にしていた人間である。 「良牙、それにつぼみちゃん」 花咲つぼみと、響良牙だった。 二人とも、ここまでちゃんと辿り着いたようだ。特に、異常な方向音痴の良牙が心配だったが、彼は何とか合流地点までたどり着けたらしい。安心したが、すぐに零は顔を曇らせた。 「大丈夫か?」 「……ええ」 零は振り向いて彼らがここまで辿り着くのを見届ける。 二人は、この冴島邸の前で、零、レイジングハート、一也、ドウコクという異色の組み合わせが揃っている光景に怪訝そうな顔付を示していた。 しかし、零の方も、決して良い雲行きを見守っている顔ではいられなかった。 「……その……あの女の子は?」 そう言った時、二人が眉をしかめた。 やはり、と思う。────もうこの世にいないか、離別したか。 そして、この表情を見るに、前者だ。 美樹さやか。彼女は魔女の世界から解放されたが、人間のまま再度殺されてしまった。 「あかねさんに殺された。だが、あかねさんももう……死んだ」 良牙のかすれた声を、零は耳に通した。 守れなかった。──その痛みは零にもよくわかる。まさしく、零もその決着をつけてきたところだ。 「でも、誤解しないでください。あかねさんは、本当は悪い人じゃなかったんです。ただ、どこかで歯車が狂って……それで……」 つぼみは、必死でフォローに入っていた。しかし、どう説明すれば良いのかはわからない。 実際のところ、どうして天道あかねが悪の道を走るようになったのか、そのプロセスを完全には把握していないのだから、つぼみの知る限りの情報でそれを説明するのは不可能だった。 「わかった。……いや、わかってないかもしれないが、俺がとやかく言う事じゃないしな」 「……すまねえ」 「こっちも少しホラーと戦う事になってたが、解決した」 残された問題はほとんど解決した。 彼らにとって、この殺し合いゲームの中で残すべきミッションはたった一つ──。 「ただ、お互い少し一疲れしたついでだ。そろそろ、このゲームに決着をつけよう」 ────主催の打倒である。 花咲つぼみ、響良牙、涼邑零。まだ未熟な子供であった彼らも強く成長する。 プリキュア、仮面ライダー、魔戒騎士──それらが持つべき意思を、彼らは着実につかんでいた。 【2日目 昼】 【E-5 冴島邸前】 【涼邑零@牙狼─GARO─】 [状態]:疲労(中)、首輪解除、鋼牙の死に動揺 [装備]:魔戒剣、魔導火のライター [道具]:シルヴァの残骸、支給品一式×2(零、結城)、スーパーヒーローセット(ヒーローマニュアル、30話での暁の服装セット)@超光戦士シャンゼリオン、薄皮太夫の三味線@侍戦隊シンケンジャー、速水の首輪、調達した工具(解除には使えそうもありません) 、スタンスが纏められた名簿(おそらく翔太郎のもの) [思考] 基本:加頭を倒して殺し合いを止め、元の世界に戻りシルヴァを復元する。 1:殺し合いに乗っている者は倒し、そうじゃない者は保護する。 2:会場内にあるだろう、ホラーに関係する何かを見つけ出す。 [備考] ※参戦時期は一期十八話、三神官より鋼牙が仇であると教えられた直後になります。 ※シルヴァが没収されたことから、ホラーに関係する何かが会場内にはあり、加頭はそれを隠したいのではないかと推察しています。 実際にそうなのかどうかは、現時点では不明です。 ※NEVER、仮面ライダーの情報を得ました。また、それによって時間軸、世界観の違いに気づいています。 仮面ライダーに関しては、結城からさらに詳しく説明を受けました。 ※首輪には確実に異世界の技術が使われている・首輪からは盗聴が行われていると判断しています。 ※首輪を解除した場合、(常人が)ソウルメタルが操れないなどのデメリットが生じると思っています。→だんだん真偽が曖昧に。 また、結城がソウルメタルを操れた理由はもしかすれば彼自身の精神力が強いからとも考えています。 ※実際は、ソウルメタルは誰でも持つことができるように制限されています。 ただし、重量自体は通常の剣より重く、魔戒騎士や強靭な精神の持主でなければ、扱い辛いものになります。 ※時空魔法陣の管理権限の準対象者となりました(結城の死亡時に管理ができます)。 ※首輪は解除されました。 ※バラゴは鋼牙が倒したのだと考えています。 ※第三回放送の制限解除により、魔導馬の召喚が可能になりました。 ※魔戒騎士の鎧は、通常の場所では99.9秒しか召喚できませんが、三途の池や魔女の結界内では永続使用も問題ありません。 ※魔女の真実を知りました。 【レイジングハート・エクセリオン@魔法少女リリカルなのはシリーズ】 [状態]:疲労(大)、魔力消費(大)、娘溺泉の力で人間化 [装備]:T2ダミーメモリ@仮面ライダーW、稲妻電光剣@仮面ライダーSPIRITS、魔導輪ザルバ@牙狼 [道具]:支給品一式×6(ゆり、源太、ヴィヴィオ、乱馬、いつき(食料と水を少し消費)、アインハルト(食料と水を少し消費))、ほむらの制服の袖、マッハキャリバー(待機状態・破損有(使用可能な程度))@魔法少女リリカルなのはシリーズ、リボルバーナックル(両手・収納中)@魔法少女リリカルなのはシリーズ、ゆりのランダムアイテム0~2個、乱馬のランダムアイテム0~2個、山千拳の秘伝書@らんま1/2、水とお湯の入ったポット1つずつ、ライディングボード@魔法少女リリカルなのはシリーズ、ガイアメモリに関するポスター×3、『太陽』のタロットカード、大道克己のナイフ@仮面ライダーW、春眠香の説明書、ガイアメモリに関するポスター 、バラゴのペンダント、ボチャードピストル(0/8)、顔を変容させる秘薬、ファックスで届いたゴハットのシナリオ原稿(ぐちゃぐちゃに丸められています) [思考] 基本:悪を倒す。 1:零とは今後も協力する。 2:ケーキが食べたい。 [備考] ※娘溺泉の力で女性の姿に変身しました。お湯をかけると元のデバイスの形に戻ります。 ※ダミーメモリによって、レイジングハート自身が既知の人物や物体に変身し、能力を使用する事ができます。ただし、レイジングハート自身が知らない技は使用する事ができません。 ※ダミーメモリの力で攻撃や防御を除く特殊能力が使えるは不明です(ユーノの回復等)。 ※鋼牙と零に対する誤解は解けました。 【花咲つぼみ@ハートキャッチプリキュア!】 [状態]:ダメージ(中)、加頭に怒りと恐怖、強い悲しみと決意、首輪解除 [装備]:プリキュアの種&ココロパフューム、プリキュアの種&ココロパフューム(えりか)@ハートキャッチプリキュア!、プリキュアの種&シャイニーパフューム@ハートキャッチプリキュア!、プリキュアの種&ココロポット(ゆり)@ハートキャッチプリキュア!、こころの種(赤、青、マゼンダ)@ハートキャッチプリキュア!、ハートキャッチミラージュ+スーパープリキュアの種@ハートキャッチプリキュア! [道具]:支給品一式×5(食料一食分消費、(つぼみ、えりか、三影、さやか、ドウコク))、スティンガー×6@魔法少女リリカルなのは、破邪の剣@牙浪―GARO―、まどかのノート@魔法少女まどか☆マギカ、大貝形手盾@侍戦隊シンケンジャー、反ディスク@侍戦隊シンケンジャー、デストロン戦闘員スーツ×2(スーツ+マスク)@仮面ライダーSPIRITS、『ハートキャッチプリキュア!』の漫画@ハートキャッチプリキュア! [思考] 基本:殺し合いはさせない! 1:この殺し合いに巻き込まれた人間を守り、悪人であろうと救える限り心を救う 2:……そんなにフェイトさんと声が似ていますか? [備考] ※参戦時期は本編後半(ゆりが仲間になった後)。少なくとも43話後。DX2および劇場版『花の都でファッションショー…ですか!? 』経験済み そのためフレプリ勢と面識があります ※溝呂木眞也の名前を聞きましたが、悪人であることは聞いていません。鋼牙達との情報交換で悪人だと知りました。 ※良牙が発した気柱を目撃しています。 ※プリキュアとしての正体を明かすことに迷いは無くなりました。 ※サラマンダー男爵が主催側にいるのはオリヴィエが人質に取られているからだと考えています。 ※参加者の時間軸が異なる可能性があることに気付きました。 ※この殺し合いにおいて『変身』あるいは『変わる事』が重要な意味を持っているのではないのかと考えています。 ※放送が嘘である可能性も少なからず考えていますが、殺し合いそのものは着実に進んでいると理解しています。 ※ゆりが死んだこと、ゆりとダークプリキュアが姉妹であることを知りました。 ※大道克己により、「ゆりはゲームに乗った」、「えりかはゆりが殺した」などの情報を得ましたが、半信半疑です。 ※所持しているランダム支給品とデイパックがえりかのものであることは知りません。 ※主催陣営人物の所属組織が財団XとBADAN、砂漠の使徒であることを知りました。 ※第二回放送のなぞなぞの答えを全て知りました。 ※良牙、一条、鋼牙と125話までの情報を交換し合いました。 ※全員の変身アイテムとハートキャッチミラージュが揃った時、他のハートキャッチプリキュアたちからの力を受けて、スーパーキュアブロッサムに強化変身する事ができます。 ※ダークプリキュア(なのは)にこれまでのいきさつを全部聞きました。 ※魔法少女の真実について教えられました。 【響良牙@らんま1/2】 [状態]:ダメージ(中)、五代・乱馬・村雨・あかねの死に対する悲しみと後悔と決意、男溺泉によって体質改善、首輪解除 [装備]:ロストドライバー+エターナルメモリ@仮面ライダーW、T2ガイアメモリ(ゾーン、ヒート、ウェザー、パペティアー、ルナ、メタル、バイオレンス、ナスカ)@仮面ライダーW、 [道具]:支給品一式×18(食料二食分消費、(良牙、克己、五代、十臓、京水、タカヤ、シンヤ、丈瑠、パンスト、冴子、シャンプー、ノーザ、ゴオマ、バラゴ、あかね、溝呂木、一条、速水))、首輪×7(シャンプー、ゴオマ、まどか、なのは、流ノ介、本郷、ノーザ)、水とお湯の入ったポット1つずつ×3、子豚(鯖@超光戦士シャンゼリオン?)、志葉家のモヂカラディスク@侍戦隊シンケンジャー、ムースの眼鏡@らんま1/2 、細胞維持酵素×6@仮面ライダーW、グリーフシード@魔法少女まどか☆マギカ、歳の数茸×2(7cm、7cm)@らんま1/2、デストロン戦闘員マスク@仮面ライダーSPIRITS、プラカード+サインペン&クリーナー@らんま1/2、呪泉郷の水(娘溺泉、男溺泉、数は不明)@らんま1/2、呪泉郷顧客名簿、呪泉郷地図、克己のハーモニカ@仮面ライダーW、テッククリスタル(シンヤ)@宇宙の騎士テッカマンブレード、『戦争と平和』@仮面ライダークウガ、双眼鏡@現実×2、女嫌香アップリケ@らんま1/2、斎田リコの絵(グシャグシャに丸められてます)@ウルトラマンネクサス、拡声器、インロウマル&スーパーディスク@侍戦隊シンケンジャー、紀州特産の梅干し@超光戦士シャンゼリオン、ムカデのキーホルダー@超光戦士シャンゼリオン、滝和也のライダースーツ@仮面ライダーSPIRITS、『長いお別れ』@仮面ライダーW、ランダム支給品0~8(ゴオマ0~1、バラゴ0~2、冴子0~2、溝呂木0~2)、バグンダダ@仮面ライダークウガ、警察手帳、特殊i-pod(破損)@オリジナル [思考] 基本:自分の仲間を守る 1:誰かにメフィストの力を与えた存在と主催者について相談する。 2:いざというときは仮面ライダーとして戦う。 [備考] ※参戦時期は原作36巻PART.2『カミング・スーン』(高原での雲竜あかりとのデート)以降です。 ※ゾーンメモリとの適合率は非常に悪いです。対し、エターナルとの適合率自体は良く、ブルーフレアに変身可能です。但し、迷いや後悔からレッドフレアになる事があります。 ※エターナルでゾーンのマキシマムドライブを発動しても、本人が知覚していない位置からメモリを集めるのは不可能になっています。 (マップ中から集めたり、エターナルが知らない隠されているメモリを集めたりは不可能です) ※主催陣営人物の所属組織が財団XとBADAN、砂漠の使徒であることを知りました。 ※第二回放送のなぞなぞの答えを全て知りました。 ※つぼみ、一条、鋼牙と125話までの情報を交換し合いました。 ※男溺泉に浸かったので、体質は改善され、普通の男の子に戻りました。 ※あかねが殺し合いに乗った事を知りました。 ※溝呂木及び闇黒皇帝(黒岩)に力を与えた存在が参加者にいると考えています。また、主催者はその存在よりも上だと考えています。 ※バルディッシュと情報交換しました。バルディッシュは良牙をそれなりに信用しています。 ※鯖は呪泉郷の「黒豚溺泉」を浴びた事で良牙のような黒い子豚になりました。 ※魔女の真実を知りました。 ◇ (まずい……) 沖一也も、冴島邸に帰らなければならない事はわかっている。しかし、一方で、残り二十分でドウコクによる「間引き」が行われかねない事も危惧していた。 蒼乃美希、石堀光彦、沖一也、孤門一輝、佐倉杏子、涼村暁、涼邑零、血祭ドウコク、巴マミ、花咲つぼみ、左翔太郎、響良牙、桃園ラブ──やはり、ドウコクの方針からすれば三人も余ってしまう。 (だが、彼らを信じるならば──) 十二時までに残り十人まで減らすか、それとも涼村暁と左翔太郎が例の暗号を解いた事を信じるか、その二択である。 また、暗号が直接主催の打倒に無関係である可能性もゼロではないので、注意を払う必要がある。 いずれにせよ、ドウコクの実力から考えれば、仮面ライダースーパー1として出来る事は、足止め程度だろう。 他のみんなに生存してもらうには、残りの全員でドウコクを倒してもらわなければならない。 非常に難しい局面である。 ──はたして。 (涼村暁、それに左翔太郎……彼らは────) 【沖一也@仮面ライダーSPIRITS】 [状態]:疲労(大)、ダメージ(大)、強い決意、首輪解除 [装備]:なし [道具]:支給品一式(食料と水を少し消費)、ランダム支給品0~2、ガイアメモリに関するポスター、お菓子・薬・飲み物少々、D-BOY FILE@宇宙の騎士テッカマンブレード、杏子の書置き(握りつぶされてます) 、祈里の首輪の残骸 [思考] 基本:殺し合いを防ぎ、加頭を倒す 1:ドウコクに映像を何とか誤魔化す。というか、ドウコクの対処をする。 2:本郷猛の遺志を継いで、仮面ライダーとして人類を護る。 3:仮面ライダーZXか…。 [備考] ※参戦時期は第1部最終話(3巻終了後)終了直後です。 ※一文字からBADANや村雨についての説明を簡単に聞きました ※参加者の時間軸が異なる可能性があることに気付きました ※18時に市街地で一文字と合流する話になっています。 ※ノーザが死んだ理由は本郷猛と相打ちになったかアクマロが裏切ったか、そのどちらかの可能性を推測しています。 ※第二回放送のニードルのなぞなぞを解きました。そのため、警察署が危険であることを理解しています。 ※警察署内での大規模な情報交換により、あらゆる参加者の詳細情報や禁止エリア、ボーナスに関する話を知りました。該当話(146話)の表を参照してください。 ※ダークプリキュアは仮面ライダーエターナルと会っていると思っています。 ※第三回放送指定の制限解除を受けました。彼の制限はレーダーハンドの使用と、パワーハンドの威力向上です。 ※魔女の正体について、「ソウルジェムに秘められた魔法少女のエネルギーから発生した怪物」と杏子から伝えられています。魔法少女自身が魔女になるという事は一切知りません。←おそらく解決しました。 【血祭ドウコク@侍戦隊シンケンジャー】 [状態]:ダメージ(大)、疲労(大)、苛立ち、凄まじい殺意、胴体に刺し傷 [装備]:昇竜抜山刀@侍戦隊シンケンジャー、降竜蓋世刀@侍戦隊シンケンジャー [道具]:大量のコンビニの酒 [思考] 基本:その時の気分で皆殺し 0:仕方がないので一也たちと協力して、主催者を殺す。 もし11時までに動きがなければ一也を殺して参加者を10人まで減らす。 1:マンプクや加頭を殺す。 2:杏子や翔太郎なども後で殺す。ただし、マンプクたちを倒してから(11時までに問題が解決していなければ別)。 3:嘆きの海(忘却の海レーテ)に対する疑問。 [備考] ※第四十八幕以降からの参戦です。よって、水切れを起こしません。 ※第三回放送後の制限解放によって、アクマロと自身の二の目の解放について聞きました。ただし、死ぬ気はないので特に気にしていません。 【備考】 ※近くにリクシンキ@超光戦士シャンゼリオンが放置されていますが、暁が推理に夢中なので超光騎士として起動されず、使われていません。 ◇ ──時は少し遡る。 先ほど、ザルバが時空の裂け目から現実世界に帰ろうとしている時だ。 バラゴとザルバの活躍によって、魔天使たちを妨害しているホラーたちは消え去ろうとしていた。 まだホラーたちは群がるが、それらはかなり遠くにいる。こちらは、もう鎧を返還する準備が整っていた。 ザルバは時空の裂け目から現実世界へと旅立とうとする。 しかし、バラゴは、ここに残り続けるのだろうか──。もう一分もしないうちに、ホラーはこちらへ辿り着くだろう。傷だらけのバラゴがどれだけ戦えるのかはわからないが、現実世界に連れていくこともできない。彼は死人であり、罪人でもある。ここに留まり続けなければならない宿命の持ち主だ。 ザルバは、せめてとばかりにバラゴに言った。 「バラゴ、礼を言うぜ。お前とは、本当の魔戒騎士として共に戦いたかった。きっと、鋼牙が生きていたらそう言うに違いない」 「……そうか。俺もまた、同じだ」 「お前の事は俺様から零にも伝えておいてやる。お前は立派な魔戒騎士だったってな」 「……いや、それは待て」 バラゴは、そこでザルバの言葉を切った。 ザルバの親切に、少し思うところがあるのだろう。 「奴は僕のような悪しき魔物を絶つ魔戒騎士。しかし、あの涼邑零は優しすぎる。いずれ、ホラーとの和解を考えるまでになるかもしれない」 「……」 「僕は終始、悪しき魔物だった。──それでいいはずだ。今もし彼に、敵の善意を信じて戦う余裕ができてしまえば、彼はいずれ敵を斬れなくなる。……全てを知るのは、もっと強くなってからでなければならない」 バラゴの笑みと声をザルバは聞いた。 零は、誰よりも努力を怠らず、孤独でありながら他人を求め、誰より人に優しい魔戒騎士だ。 「しかし、彼が闇に堕ちなかったのは幸いだ。きっと、大河以上の師として多くの魔戒騎士を導く存在になる。鋼牙がいないのは残念だが、奴はまたいずれ黄金騎士の隣に並べるだろう……」 「あいつがか?」 「ああ。ではレイジングハートを頼んだ。今度は力を使い果たしていないな? お前はまた黄金騎士の相棒をやれるわけだ。……俺は、ここで魔戒騎士の使命を全うしよう」 バラゴは、再び強く剣を構えた。ホラーはすぐ近くまで接近しており、彼はそれを迎え撃とうとしていた。 それが、ザルバがバラゴを見た最後だった。 彼は、いずれこの地獄のような魔界で、罪を償い、理想郷に辿り着けるのだろうか……。 幸せな世界で、転生できるのだろうか……。 ザルバは、その背中を寂しく見送っていた。 ◇ 【暗黒騎士キバの鎧@牙狼 消滅】 【ゲーム終了まで、残り一時間二十分】 時系列順で読む Back らんまの心臓(後編)Next 探偵物語(左翔太郎編) 投下順で読む Back らんまの心臓(後編)Next 探偵物語(左翔太郎編) Back White page(後編) 沖一也 Next 探偵物語(左翔太郎編) Back White page(後編) 血祭ドウコク Next 探偵物語(左翔太郎編) Back White page(後編) 涼邑零 Next 探偵物語(左翔太郎編) Back White page(後編) 暗黒騎士キバの鎧 GAME OVER Back White page(後編) レイジングハート Next 探偵物語(左翔太郎編) Back らんまの心臓(後編) 花咲つぼみ Next 探偵物語(左翔太郎編) Back らんまの心臓(後編) 響良牙 Next 探偵物語(左翔太郎編)
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「バカな、この私が!だが、これで良い この命、真のキングに捧げる 私と真のキングが一つとなり、全てを滅ぼす」 【名前】 スワローテイルファンガイア 【読み方】 すわろーているふぁんがいあ 【声/俳優】 村田充(キバ)坪井智浩(ディケイド、声) 【スーツ】 村岡弘之 【登場作品】 仮面ライダーキバ など 【登場話(キバ)】 第34話「ノイズ・破壊の旋律」第39話「ジャウト・狙われた兄弟」~第41話「ララバイ・心を解き放て」第44話「パンク・バックトゥ・ファーザー」~第48話(FINALE)「フィナーレ・キバを継ぐ者」 【登場話(DCD)】 第4話「第二楽章・キバの王子」第5話「かみつき王の資格」最終話「世界の破壊者」 【分類】 ファンガイア/チェックメイトフォー 【クラス】 インセクトクラス 【昆虫モチーフ】 アゲハチョウ 【鳥類モチーフ】 ハクチョウ 【他のモチーフ】 サナギ 【真名】 禁欲家と左足だけの靴下 【詳細】 ファンガイア族・インセクトクラスに属するアゲハチョウを彷彿させるファンガイア。 パワーはライオンファンガイアに劣るが、身軽さと頭脳プレーを活かしての撹乱攻撃を得意とし、口からの炸薬燐粉で相手を仕留め、身体組織から作成した大剣なども使用する。 【仮面ライダーキバ】 チェックメイトフォーの1人・ビショップとしてファンガイア族の参謀的な位置に立つ。 ファンガイアの皇帝の血族を正しい道に導く事を主な仕事とし、登太牙/仮面ライダーサガの教育係も務めている。 チェックメイトフォーのビショップは代々キング、クイーン直々の側近としてファンガイアの純血族をサイドから守る仕事を行う。 「チェックメイトフォーの一員」という事もあり、従来のファンガイアを上回る高い戦闘力を誇る。 エンペラーフォームとなったキバには一歩及ばないが、ライジングイクサを幾度となく窮地に陥れ、戦闘不能に追い詰めた事もある。 ビショップとしてキングの補助を行ってきたが、クイーンを追い落とした事を登太牙に咎められ、追放処分を受けてしまう。 「王と認めない」と登太牙に見切りをつけ、かつて自身が仕えていた先代キングを復活させようと大量のライフエナジーを集め始める。 追放された以降は顔色が非常に悪くなり、「幽鬼」といった風貌に変化し、街中に出現しては水晶玉にライフエナジーを吸収していく。 更にライフエナジーで倒された「ファンガイア」を大量に復活させ、多くのライフエナジーを集めさせる。 バットファンガイアの復活に失敗、視力が低下している名護啓介が変身したライジングイクサとの一騎打ちで善戦するが、麻生恵のサポートによって行う攻撃で徐々に追い込まれ、最期は「イクサ、爆現」と言いながら放ったイクサ・ジャッジメントを受け砕け散った(上記の台詞はその際のもの。)。 敗退とともに自身のライフエナジーも追加として「バットファンガイア」に捧げ、「先代キング」を現代に復活させる事に成功した。 【仮面ライダーディケイド】 「キバの世界」でワタルに仕える親衛隊として登場。 「人間とファンガイアの共存」という一族の掟に背いた者の抹殺が使命だが、「ビートルファンガイア」が王の証となる「キバの鎧」を入手した後は仕えるようになる。 その後、キャッスルドランの内部でディケイドを迎え撃つが、ディメンションスラッシュを受け砕け散った。 「ライダー大戦の世界」では「スーパーアポロガイスト」のライフエナジーによって数多くの怪人と共に復活し、すぐにビートルファンガイアに吸収された。 【余談】 頭部の両脇にある飾りがハクチョウを模し、左腕は布を包めて「チョウのサナギ」をイメージして登場したファンガイアの中では唯一の左右非対称となっている。 『キバ』で演じる村田充氏は『仮面ライダー響鬼』の全ての童子役を演じ、後に『仮面ライダーウィザード』でレギオン/内藤役としてゲスト出演。 村田充氏によれば、「最初は6話だけの登場だった」らしい(『仮面ライダー平成』vol.6「仮面ライダー響鬼」でのインタビューより)。 『ディケイド』で声を演じる坪井智浩氏は平成仮面ライダーシリーズでの出演は初となる。
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特性考察 特性 効果 備考 すなおこし 天候を5ターンの間砂嵐にする ゴミげすがメガシンカ後はこれになるげすなwww きんちょうかん 相手は木の実が食べられなくなる これ以外がりえないwwww 技候補 技名 タイプ 分類 威力 命中 PP 備考 ストーンエッジ 岩 物理 100 80 5 メインウェポンげすなwwww いわなだれ 岩 物理 75 90 10 命中安定でPPが少し多いげすなwwww かみくだく 悪 物理 80 100 15 強いげすなwwwwおいうちはがりえないwwww あくのはどう 悪 特殊 80 100 15 ダークでかっこいいげすなwwww はかいこうせん 無 特殊 150 90 5 怪獣と言えば破壊げすなwwww ギガインパクト 無 物理 150 90 5 全てを粉砕するげすぞwwww あばれる 無 物理 120 100 10 山を崩す破壊力げすなwwww かいりき 無 物理 80 100 15 圧倒的パワーげすぞwwww いあいぎり 無 物理 50 95 30 長期戦になっても大丈夫げすぞwww だいもんじ 炎 特殊 110 85 5 タイプ的に不利なクチート、ハッサムを灰にするげすなwwww かえんほうしゃ 炎 特殊 90 100 15 多いPPで燃やしまくるげすぞwww ほのおのパンチ 炎 物理 75 100 15 特殊受けも粉砕するげすぞwww ほのおのキバ 炎 物理 65 95 15 怯ませることが出来るげすなwwww なみのり 水 特殊 90 100 15 不利な雨を利用するげすぞwwww かみなり 電気 特殊 110 70 10 カイオーガに抜群げすなwwww 10まんボルト 電気 特殊 90 100 15 ギャラドスを痺れさせるげすなwwww かみなりパンチ 電気 物理 75 100 15 ミロカロスも破壊げすぞwwww かみなりのキバ 電 物理 65 95 15 この技1つだけでまひるみが出来るげすなwwww ふぶき 氷 特殊 110 70 5 異教徒のドラゴンも怪獣の前では無力げすなwwww れいとうビーム 氷 特殊 90 100 10 ガブカイリューマンダは吹雪使うまでもないげすなwwww れいとうパンチ 氷 物理 75 100 15 ヌメルゴンにはこっちげすなwwww こおりのキバ 氷 物理 65 95 15 氷と怯みで相手に攻撃させないげすぞwwww ばかぢから 格闘 物理 120 100 5 バンギ同士の戦いで役に立つげすぞwww きあいだま 格闘 特殊 120 70 5 メガボスゴも余裕げすなwwww かわらわり 格闘 物理 75 100 15 壁貼られても粉砕するげすなwww いわくだき 格闘 物理 40 100 15 火力を上げるげすぞwwww じしん 地面 物理 100 100 10 揺らすげすぞwwwww あなをほる 地面 物理 80 100 10 無敵げすなwwww シャドークロー 霊 物理 70 100 15 ガュウツーXやチャーレム、対策げすなwwww げきりん 竜 物理 120 100 10 パルキアをも破壊するげすぞwwww りゅうのはどう 竜 特殊 85 100 10 遠距離攻撃で支援げすなwww ドラゴンクロー 竜 物理 80 100 15 便利げすなwwww アイアンテール 鋼 物理 100 75 15 フェアリーメタげすなwwww アイアンヘッド 鋼 物理 80 100 15 怯み狙うならこっちげしょうなwwww ガンギラス基本型 特性 きんちょうかん 持ち物 かたいいし がんせきプレート がんせきおこう くろいメガネ こわもてプレート おまもりこばん こううんのおこう けむりだま いのちのたま たつじんのおび ちからのハチマキ ものしりメガネ きあいのハチマキ せんせいのツメピントレンズ するどいツメ おうじゃのしるし するどいキバ ゴツゴツメット たべのこし かいがらのすず とつげきチョッキチーゴのみ オボンのみ ラムのみ イトケのみ リンドのみ ヨプのみシュカのみ リリバのみ ロゼルのみ チイラのみ リュガのみ ヤタピのみ ズアのみ カムラのみ 候補 ストーンエッジ いわなだれ かみくだく あくのはどう はかいこうせん ギガインパクト あばれる かいりき いあいぎりだいもんじ かえんほうしゃ ほのおのパンチ ほのおのキバ なみのり うずしお かみなり 10まんボルト かみなりパンチ かみなりのキバふぶき れいとうビーム れいとうパンチ こおりのキバ ばかぢから きあいだま かわらわり いわくだき じしん あなをほるシャドークロー げきりん りゅうのはどう ドラゴンクロー アイアンテール アイアンヘッド すなおこしはがりえないwwww相手のきのみを封じるから馬鹿力を入れとけばミラーで少し有利になるげすぞwwwww メガガンギラス型 特性 きんちょうかん→すなおこし 持ち物 バンギラスナイト 確定 はかいこうせん げきりん 候補 ストーンエッジ いわなだれ かみくだく あくのはどう ギガインパクト あばれる かいりき いあいぎりだいもんじ かえんほうしゃ ほのおのパンチ ほのおのキバなみのり かみなり 10まんボルト かみなりパンチ かみなりのキバふぶき れいとうビーム れいとうパンチ こおりのキバ ばかぢから きあいだま かわらわり いわくだきじしん あなをほる シャドークロー りゅうのはどう ドラゴンクロー アイアンテール アイアンヘッド 砂嵐が止むまで時間を稼ぐげすぞwwwww まとめ 餓鬼や廃人どころかゲーフリにまで好かれてる大人気のガケモンげすなwwwww 圧倒的破壊力で相手のパーティを壊滅させるげすなwwww 進化レベルが55と高いげすがそれに見合った強さとかっこよさがあるげすぞwwwww メガシンカ後の特性はすなおこしげすなwwwwwシンカしなくてもそれなりに強いのでシンカさせなくてもいいげすなwwwww
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グライオン ◆カード情報 基本情報 HP:90 タイプ:闘 弱点:水×2 抵抗力:雷-20 逃げる:1 1進化ポケモン 《グライガー》 → 《グライオン》 → 《グライオンLV.X》 ワザ 闘 しのびのキバ 30 ダメカンがのっていない相手のバトルポケモンにダメージを与えたら、そのポケモンをマヒにする。 闘無無 どくづき 50 相手のバトルポケモンをどくにする。 ポケモンデータ No.472 / キバさそりポケモン 高さ:2.0 m / 重さ:42.5 kg はおとを たてずに そらを とぶ。 ながい しっぽで えものを つかまえ キバで きゅうしょを ひとつき。 ◆考察 エネルギー1個で使えるワザ「しのびのキバ」が優秀で、ダメージを与えつつ時間稼ぎができる。 《グライオンLV.X》にレベルアップすれば、ポケパワー「スピットポイズン」により、さらに相手をマヒにすることができる。 ◆関連項目 関連カード 《グライガー》 《グライオンLV.X》 《グライオン四》 収録パック よみがえる伝説 ◆Q A Q:前の自分の番、ワザ「ざんぞうぎり」を使った《ストライク》が、次の相手の番、相手の《グライオン》のワザ「どくづき」を受けたとき、自分がコインを投げオモテが出ました。この場合、《ストライク》はダメージを受けませんが、どくになりますか? A:はい、どくになります。 ワザ「ざんぞうぎり」の効果で《ストライク》は、ワザのダメージは受けませんが、ワザの効果は受けるため、どくになります。 Q:《特殊鋼エネルギー》やグッズ《ディフェンダー》など、受けるダメージを少なくする効果により、ワザ「しのびのキバ」のダメージを与えられなかった場合、相手のバトルポケモンをマヒにできますか? A:いいえ、できません。 「10」以上のダメージを与えた場合、相手のバトルポケモンをマヒにできます。
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このページには「第5話 かみつき王の資格」に登場した怪人が記載されています。 仮面ライダー龍騎(ミラーモンスター) ゼブラスカル・アイアン ガルドサンダー オメガゼール 仮面ライダーキバ(ファンガイア) ビートルファンガイア (ディケイドの物語でキバの世界のオリジナル) スワローテイルファンガイア キバの物語に登場する別の種族のモンスター キバーラ (キバット族 ディケイドの物語でキバの世界のオリジナル) キバットバットⅢ世 (キバット族) ガルル (アームズモンスター) バッシャー (アームズモンスター) ドッガ (アームズモンスター) キャッスルドラン (ドラン族) 仮面ライダークウガ(グロンギ) 仮面ライダーアギト(アンノウン) 仮面ライダー555(オルフェノク) 仮面ライダー剣(アンデッド) 仮面ライダー響鬼(魔化魍) 仮面ライダーカブト(ワーム) 仮面ライダー電王(イマジン) 未登場 【関連するページ】 完結編登場怪人 メニュー 放映リスト 登場怪人 メニュー 第1クール 第5話
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ピーチと二号! 生まれる救世の光!!(後編) ◆LuuKRM2PEg 【1日目/昼前】 【E-2/森】 【石堀光彦@ウルトラマンネクサス】 [状態]:健康、仮面ライダーアクセルに変身中、凪を抱えている。 [装備]:Kar98k(korrosion弾6/8)@仮面ライダーSPIRITS、アクセルドライバー@仮面ライダーW、ガイアメモリ(アクセル、トライアル)@仮面ライダーW、エンジンブレード+エンジンメモリ@仮面ライダーW [道具]:支給品一式、メモレイサー@ウルトラマンネクサス、110のシャンプー@らんま1/2 [思考] 基本:今は「石堀光彦」として行動する 0:凪を守りながら涼村暁と黒岩省吾を保護する。 1:周囲を利用し、加頭を倒し元の世界に戻る 2:今、凪に死なれると計画が狂う…… 3:凪と暁と黒岩と共に森を通って市街地に向かう 4:孤門、姫矢、つぼみの仲間を捜す 5:都合の悪い記憶はメモレイサーで消去する 6:加頭の「願いを叶える」という言葉が信用できるとわかった場合は…… [備考] ※参戦時期は姫矢編の後半ごろ。 ※今の彼にダークザギへの変身能力があるかは不明です(原作ではネクサスの光を変換する必要があります)。 ※ハトプリ勢、およびフレプリ勢についてプリキュア関連の秘密も含めて聞きました ※良牙が発した気柱を目撃しています。 ※つぼみからプリキュア、砂漠の使徒、サラマンダー男爵について聞きました ※殺し合いの技術提供にTLTが関わっている可能性を考えています 【西条凪@ウルトラマンネクサス】 [状態]:疲労(中)、ダメージ(中)、気絶中 [装備]:コルトパイソン+執行実包(2/6) [道具]:支給品一式、ガイアメモリ説明書、.357マグナム弾(執行実包×18、神経断裂弾@仮面ライダークウガ×8)、照井竜のランダム支給品1~3個、相羽ミユキのランダム支給品1~3個、テッククリスタル@宇宙の騎士テッカマンブレード [思考] 基本:人に害を成す人外の存在を全滅させる。 0:…………(気絶中) 1:一文字隼人と共に暗黒騎士キバを倒す。 2:状況に応じて、仮面ライダーアクセルに変身して戦う。 3:孤門、石堀と合流する。 4:相手が人間であろうと向かってくる相手には容赦しない。 5:五代雄介、美樹さやかの事を危険な存在と判断したら殺す。 [備考] ※参戦時期はEpisode.31の後で、Episode.32の前 ※さやかは完全に死んでいて、助けることはできないと思っています ※まどか、マミは溝呂木に殺害された可能性があると思っています 【涼村暁@超光戦士シャンゼリオン】 [状態]:ダメージ(中)、疲労(大)、汗だく [装備]:シャンバイザー@超光戦士シャンゼリオン、スカルメモリ&ロストドライバー@仮面ライダーW [道具]:支給品一式(ペットボトル一本消費)、首輪(ほむら) [思考] 基本:願いを叶えるために優勝する………………(?) 1:石堀、黒岩と行動し、黒岩が変な事をしないよう見張る。 2:何故黒岩が自分のことを知っているのか疑問。 3:可愛い女の子を見つけたらまずはナンパ。 4:ラブちゃん、大丈夫なのか……? [備考] ※第2話「ノーテンキラキラ」途中(橘朱美と喧嘩になる前)からの参戦です。 つまりまだ黒岩省吾とは面識がありません(リクシンキ、ホウジンキ、クウレツキのことも知らない) ※ほむら経由で魔法少女の事についてある程度聞きました。但し、まどかの名前等知り合いの事については全く聞いていません。 ※黒岩はダークザイドなのではないかと思っています。 【黒岩省吾@超光戦士シャンゼリオン】 [状態]:健康 [装備]:デリンジャー(2/2) [道具]:支給品一式、ランダム支給品0~2 [思考] 基本:周囲を利用して加頭を倒す 1:あくまで東京都知事として紳士的に行動する 2:涼村暁との決着をつける ……つもり、なのだが…… 3:人間でもダークザイドでもない存在を警戒 4:元の世界に帰って地盤を固めたら、ラビリンスやブラックホールの力を手に入れる 5:井坂とティアナが何を考えていようとも、最終的には自分が勝つ。 6:桃園ラブに関しては、再び自分の前に現れるのならまた利用する。 7:涼村暁が石堀光彦に妙なことを口走らないよう、警戒する。 [備考] ※参戦時期は東京都知事になってから東京国皇帝となるまでのどこか。 ※NEVER、砂漠の使徒、テッカマンはダークザイドと同等又はそれ以上の生命力の持主と推測しています。(ラブ達の戦いを見て確信を深めました) ※ラブからプリキュアやラビリンス、ブラックホール、魔法少女や魔女などについて話を聞きました 。 ※暁は何らかの理由で頭が完全におかしくなったのだと思っています。 ◆ 仮面ライダー二号は暗黒騎士キバの斬撃をかわし続けながら、ひたすら反撃の機会を窺っている。石堀光彦も彼の上官である西条凪も逃がした今、一人で戦わなければならない。 もっとも、それ自体は慣れているのだが相手が悪すぎた。がんがんじいの偽物な割には頑丈で素早く、しかも剣術の技量が異様なまでに高い。 認めるのは反吐が出るが、キバは自分より強かった。これまでの戦いでも、沖一也や石堀達の乱入が無ければ確実に負けている。加えて今は二度にも渡るキバとの戦いや、タイガーロイドの襲撃による疲労が完全に癒えてない状態だった。 無論、それに諦めて死を選ぶ二号ではない。石堀や一也達と再び出会うと約束したのだし、何よりも散ってしまった者達に報いることはできなかった。 (それにあいつらだって……特に本郷なら、どんなハンデを背負ったとしても負けなかった。俺がそのくらいのことをしなくて、どうする!) この島のどこかで、誰かを守るために死んでいったはずの本郷猛に約束を交わしたのだから、倒れるつもりは毛頭ない。キバによって与えられた刀傷が痛むも、死んでしまった者達に比べたら何てこともなかった。 キバが持つ漆黒の剣による太刀筋を、二号は横に跳んで避ける。それにより、名も知らぬ植物もろとも地面に傷が刻まれていった。こんな小さな命すらも奪われたことに、少しだけ良心の呵責を感じながらも赤い拳を振るう。 その顔面にクリーンヒットするが、やはりキバは揺るがない。続くように反対側の手で殴りつけるが、結果は同じだった。 埒が明かないと思いながら二号がバックステップを取るのと同時に、キバの斬撃が繰り出されて胸板にまたしても傷が刻まれる。ダメージ自体はそこまで酷くないが、かなり蓄積されているので、これ以上受けると流石に危険だった。 「中々粘るようだが……そろそろ終わらせて貰うぞ、仮面ライダー二号」 そして、そんな二号の焦りを見透かしたかのようにキバが嘲りの言葉をぶつけてくる。 猛獣を模した仮面の下で、黒装束を纏った名も知らぬ男は笑っているに違いない。それに怒りを覚えるも、明らかな挑発に惑わされる二号ではなかった。 猛る感情をすぐに抑えつけて、仮面の下から静かにキバを睨みつける。 「それはこっちの台詞だ……いい加減、しつこいんだよ」 「そうか」 二号は対抗するように煽るも、キバはただ頷くだけだった。 その反応を見た二号は、つまらねえ奴だなと心中で呟く。直後、キバは漆黒の刃に右手を添えてきた。 「ならば、終わらせてやろう」 殺意に満ちた宣言と共に、掌と刃を擦れ合わせる。すると灼熱が噴出するのを見て、二号は思わず身構えた。 それは先程、仮面ライダーアクセルに変身した凪を軽く吹き飛ばした一撃に用いられた炎。その威力は彼女を戦闘不能にまで追い込むほどだから、かなり高いはずだった。 しかしそれでも、最後まで諦めるわけにはいかない。例え勝てないとしても、石堀達を逃がすための時間稼ぎになるのなら、それで結構。 (一か八か、ライダーキックをやってみるか!) 相手が必殺技でかかってくるなら、こっちも必殺技で抵抗するだけ。キックと剣の激突で身体が吹き飛ぶ可能性もあるだろうが、それに怖がっていたら仮面ライダーをやってられない。 剣を構えるキバと睨み合いながら、二号は全身に力を込めながら腰を落とす。そして、キバが疾走するタイミングを見計らって飛び上がろうと考えた、その直後だった。 「プリキュア! ラブ・サンシャイィィィィィィンッ!」 少女の叫び声が二号の耳を打ち、眩い桃色の光が太陽と混じりながら周囲を照らす。 こちらを両断しようとしていたはずのキバは振り向くと同時に構えを解いて、背後に飛び退いた。それにより、キバの立っていた場所を桃色の光線が一瞬で横切っていく。 必殺技を受けずに済んだのは幸いだろうが、二号はその喜びを嚙み締めることはできなかった。 「プリキュア……だと?」 聞き覚えのある単語を反芻しながら、二号は光が発射された方に振り向く。見ると、ここから数メートル離れた先から、輝いて見えるような金色でツインテールを結んで、鮮やかな桃と白を基調にした衣服を着ている少女が近づいていた。 二号はその煌びやかな格好に、デジャブを抱いている。洋服や飾りの形状こそは違うが、雰囲気は何処となくキュアブロッサムを思い出させた。つまり彼女こそ、キュアブロッサムの仲間であるプリキュアの一人と考えて、間違いない。 そう推測した二号の隣に、現れた少女は隣に駆け寄ってくる。その真摯な表情からは敵意が感じられないので、やはり味方だと考えて間違いはなかった。 「大丈夫ですか、仮面ライダー二号!?」 「ああ……君はもしかして、キュアブロッサムと同じプリキュアなのか?」 「はい、あたしはキュアピーチです! 石堀さんから、あなたがあの一文字隼人さんだってことも聞いてます!」 「なるほど」 力強くて眩い笑顔を前に、二号は頷く。 記憶が正しければ、キュアピーチとは桃園ラブという少女が変身するプリキュアのはずだった。それに、つぼみ達よりも少し先輩らしい。 そんな彼女が助っ人に現れるのは嬉しいが、同時に少しだけ心苦しくなる。恐らく彼女は石堀の制止を振り切ってまでわざわざ駆けつけてくれたのだろうが、キバに勝てるかどうかは別だった。 無論、アクセルから与えられたダメージは残っているだろうが、それでも奴の戦意は微塵にも衰えない。 「色々と話はあるけどな、まずはあの野郎を何とかするか? キュアピーチ、奴はかなり強い……気を引き締めて行こうぜ」 だが、二号は怖気づくことなどしなかった。 ここで少しでも震えては石堀達の元に戻れないし、何よりもこうして現れたキュアピーチの想いを裏切るだけ。彼女は自分を信頼しているのだから、それに全力で答えなければならなかった。 キュアピーチと力を合わせてキバを倒し、石堀達に無事であるとこの身で証明する。そして、ラブとつぼみを再会させて殺し合いを止めるまでは絶対に死ねなかった。 「勿論です! あいつを倒してから、みんなの所に戻って……それからつぼみちゃん達と合流しましょう!」 「ああ!」 活力に満ちた言葉をぶつけあった後、二人は同時に暗黒騎士キバの方に振り向く。 その漆黒はおぞましさを感じさせるほどに濃く、太陽の光を容赦なく塗り潰さんとする雰囲気を醸し出していた。 「愚かな……例え何人増えようとも、我が暗闇の前では塵に等しい。あの男と共に逃げていれば、命が延びただろうに……」 そして当のキバは相変わらず気取ったような態度で、見下すような口を利いている。凄まじい殺気が感じられるが、二号はあまり脅威と感じない。 念の為、キュアピーチに目を呉れてみたが、キバの邪念を前にしても怯えてるようには見えなかった。やはり多くの修羅場を切り抜けてきたのだから、この程度で怖気づくこともないのだろう。 キュアピーチへの頼もしさを感じながら、二号はキバに向かって走り始めた。 当然ながらキバも疾走してきて、その剣を横に振るってくるが二号は少し屈んだことで回避し、そこから燃え上がる炎の如く赤い拳を漆黒の装甲に叩き込む。 打撃音が鈍く響いた瞬間、一瞬で腕を引いて反対側の拳で胴体を殴った。そこからマシンガンのように連打をするが、キバもただ黙って受けている訳ではなく、体制を少しずらしながら回避し、そこから得物を振るおうと腕を掲げてくるのを二号は見る。 「やああああああぁぁぁぁっ!」 直後、キバの一閃を避けることに神経を集中させた二号の鼓膜に、キュアピーチの叫び声が響いた。 視界の外から、飛び出てくるかのようにキュアピーチが姿を現して、そのまま勢いよくキバの肉体を殴りつける。その衝撃によって鳴った音は凄まじく、キバは微かによろめいた。 そこからキュアピーチは二号と入れ替わるかのように進撃して、しなやかな右足で蹴りを繰り出す。彼女の一撃は見事、キバの脇腹に命中した。 彼女が素早く足を引いた後、キバはその手に握る剣を斜め下に振るう。だがキュアピーチは迫り来る斬撃を、横に跳ぶことで軽々と回避した。 中学生程度の華奢な体形に似合わず、その身体能力はかなりの物かもしれない。きっと、BADANの怪人相手でも引けを取らないだろう。もしも彼女やキュアブロッサムが自分達の世界にいてくれたら、きっと後輩ライダーやSPIRITS部隊の大きな力となっていたかもしれない。 (っと、こんなことを考えても仕方がない……あいつらにはあいつらの世界で役目がある。俺達の世界の問題を、あいつらに押し付けてどうするんだ) そう自らを叱責しながら、二号はいつもの変身ポーズを構えてライダーベルトのパワースイッチを起動させる。 カチリ、と改造された肉体に埋め込まれたパーツが稼働する音が、耳に響いた。 「ライダー……パワー!」 そんな二号の叫びに答えるかのようにライダーベルトの風車が回転し、力が身体の奥底から溢れ出てくる。 これまでの戦いでは一対一を強いられていたので余裕がなかったが、今回はキュアピーチという名の強い味方がいた。戦えるからとはいえ、ただの女子中学生に任せるのは気が引ける。だがそんなのを気にしている場合ではないし、何よりも考えていたら彼女に失礼だ。 そんなキュアピーチは今、キバが振るう刃より放たれる漆黒のかまいたちを、左右に跳んで一生懸命に避けている。しかしその量と速度は凄まじく、僅かとはいえ肌が確実に切り裂かれていた。 しかも標的から避けられた衝撃波は周囲に激突した後、轟音と共に大爆発を起こす。そんな攻撃をまともに受けたら、いくら彼女でも危ないはずだ。 そう危機感を覚えた二号は急いで地面を蹴り、全身全霊を込めて疾走する。数歩進んだ後、キバがキュアピーチから振り向くのと同時に彼は飛び上がり、宙で前転をした。 「ライダー……キイィィィィィィィック!」 雄叫びと共に蹴りの体制に入った二号は、眼下に立つキバが掌で刃を滑らせるのを見る。キバが握る得物の刀身から漏れる灼熱は、そのまま暗黒色の鎧を巻き込んでいった。 どうやら、奴は確実にこちらを潰しにかかっているようだと、二号は思う。必殺技同士の勝負に出るというなら、望むところだ。 どの道、決着を付けなければいけないのだから、奴を完膚なきまでに叩きのめさなければ気が済まない。可能性は低いだろうが、今はキュアピーチという頼れる仲間がそばにいるのだから、負けられなかった。 やがてキバも対抗するように跳躍して、全ての存在を燃やし尽くしかねない灼熱を纏った刃を、勢いよく振るう。 そうして、仮面ライダー二号の蹴りと暗黒騎士キバの一閃は空中で衝突し、再び大爆発を起こした。 ◆ 「仮面ライダーッ!」 数メートル上空で燃え上がる爆炎の熱が肌に突き刺さる中、キュアピーチは頼れる先輩の名前を呼ぶ。 無差別に広がる爆風は大気をピリピリと振動させて、灼熱は地面に飛び散った。あんな爆発に巻き込まれたら、どんなに強い戦士だろうと無事でいられるとは到底思えない。 強い不安が胸中に広がっていった瞬間、爆発の中から仮面ライダー二号が飛び出してきて、そのまま落下した。 勢いよく地面を転がる彼の元にキュアピーチは駆けつけて、その身体を抱える。 「大丈夫ですか、仮面ライダー!?」 「何、大丈夫だ……わざわざ、悪いな」 仮面の下から聞こえてくる声は震えていて、まるで蚊が鳴いているようだった。 本人は大丈夫だなんていっているが、全然そんな風には見えない。どう考えたって、戦えるような状態ではなかった。 一刻も早く二号をここから逃がしたい。キュアピーチがそう思うのと同時に、背後から大地を踏み締める足音が聞こえてきた。また、凄まじい殺気が背筋に突き刺さるのを感じて、彼女は振り向く。 大輪の炎から生まれた熱によって陽炎が起きて、大気がゆらゆらと揺れる中で暗黒の騎士が近づいてくるのを見た。その狼を模した禍々しい仮面からは、射抜くような鋭い視線が感じられる。 キバの歩みは威風堂々としていて、未だに戦えるということを実に物語っていた。 「キ、キバ……!」 「震えることはない、すぐに永遠の闇へ送ってくれる」 冷酷無常な言葉をぶつけながら剣を構えるキバに、キュアピーチは戦慄しながらも睨み返す。 ほんの少しだけとはいえ戦闘を繰り広げたが、キバはとても強いとキュアピーチは察していた。その実力はあのテッカマンランスと同等、あるいは遥かに超えているかもしれない。仮に二号が戦える状態だとしても、勝てる可能性は低かった。 それでもここで戦わなければ多くの人が犠牲になるだろうから、キュアピーチは戦おうと決意する。どんな相手だろうと、諦めなければきっと負けないはずだから。 「テメェ……言ってくれるじゃねえか……」 だが、キュアピーチの耳に二号の震える声が響いたことで、その決意は一気に揺らぐ。 この腕の中にいる彼は、今すぐにでも休ませなければいけない。でも、彼一人だけでは何処かに移動するなんてできる訳がなかった。 今の二号を放置して戦いに出たら、キバの手にかかってもおかしくない。 『どうか、一文字のことを頼んだぞ。彼はこんな所で死んでいい男じゃないからな』 直後、石堀の願いがキュアピーチの脳裏に蘇る。 彼に無理を言ってまでここに来たのは、何のためか? こんな戦いを打ち破ってくれる仲間の一文字隼人を助けるためだ。それに石堀は、二人揃って戻ってくることを望んでいる。 ここで無理をしてまでキバと戦うのは、彼の願いではない。一文字の命を救えるのは、キュアピーチ一人だけしかいなかった。 だからキュアピーチはゆっくりと二号の身体を地面に下ろして、立ち上がる。そのタイミングを見計らったかのように、ピックルンが姿を現した。 「お、おい……」 「ちょっとだけ待ってください、すぐに終わらせますから」 一瞬だけ微笑んだ後、キュアピーチは再びキバに睨むような目を向けて、一気に走る。 同じようにキバも突貫してくるが、彼女はそれに構わずピックルンを手に取ってリンクルンに挿し込んだ。そこからリンクルンを横に回したことでピーチロッドが現れたので、キュアピーチはそれを掴む。 徐々に距離を詰めながら、彼女はピーチロッドのスイッチを指で流してメロディを奏でた。ハート形の宝石が輝きを放つと同時にキバは一閃するが、キュアピーチが少し屈んだことで、頭の上を通り過ぎるだけに終わる。 「プリキュア! ラブサンシャイン・フレーーッシュ!」 その直後、彼女はキバの胴体を目掛けて腕を真っ直ぐに伸ばして、強く叫んだ。 すると桃色の輝きがキバの巨体を飲み込み、轟音と共に突き飛ばしていく。宝石から開放された光は、一気にハートの形となった。 しかし、キュアピーチは決して油断してはいない。ピーチロッドを握る腕から、こちらを弾き飛ばすかのような凄まじい圧力が伝わってきたからだ。あの光を吹き飛ばそうとキバは足掻いていると、キュアピーチは推測する。 このままではその圧倒的な膂力によって、光が打ち破られてもおかしくない。だからこそキュアピーチは、エネルギーを増幅させることをせずに後ろを振り向いて、二号の元に駆け寄った。 「おいキュアピーチ、何をしてる!?」 「すみません仮面ライダー、しっかり掴まってください!」 投げかけられた疑問に答えることをせず、キュアピーチはデイバッグと二号の身体を抱えて全力疾走をする。普段なら持てる訳がないが、プリキュアの力さえあれば可能だった。 敵から逃げ出していけないのは、キュアピーチだって理解している。しかし、必殺技で動きが止まった隙を付いて逃げる以外、二号を助ける方法が思いつかなかった。 みんなを助けられるであろう、力強い戦士を救うためにも、キュアピーチは走り続ける。二号や、彼の仲間達が再び平和な日々を過ごせることを信じて。 ◆ この肉体を拘束する光はそこまで力強くないが、あまりにも不愉快な眩さで満ちていた。 魔戒騎士……それも、かつての師匠である冴島大河が選ばれた黄金騎士を思い出させてしまう。まるで、この期に及んで大河の亡霊が邪魔をしているかのようだと、暗黒騎士キバは思った。 だがそんな錯覚に囚われているわけにもいかない。 「……フンッ!」 キバは全身に力を込めて、ハートの光を一気に吹き飛ばした。 そのまま彼は戦いによって荒れ果てたエリアを見渡すが、既に誰もいない。石堀光彦達は勿論のこと、仮面ライダー二号とキュアピーチの姿も見えなかった。 恐らくキュアピーチは攻撃のためでなく、足止めを目的にしてあの光を放ったのだろう。仮面ライダーと同じ、別世界に存在する戦士も所詮はただの軟弱者ということか。 「僕ともあろう者が、ここまでしてやられるとはな……」 しかしそれでも、キバは屈辱を感じている。奴らの術中にまんまと嵌って、挙句の果てに見失ってしまった。戦いに勝ったとはいえ、この手で止めを刺せないなんてあってはならなかった。 尤も、逃げられたのならばいつまでも拘る訳にもいかない。再び相見える時が来れば殺せばいいし、そうでないのなら勝手に死ぬのを待てばいいだけ。 この戦場には、まだ大勢の参加者が残っている。だからいつまでも、特定の相手だけと戦っている訳にもいかない。一文字隼人を潰すことに尽力しすぎて、他を忘れては不測の事態が起こる可能性もあった。 とにかく今は数人相手の戦いで少し消耗したから、休んで体力を回復させなければならない。そう判断した彼は鎧を構成するデスメタルを解体して、バラゴの姿に戻る。 生身を晒して軽く息を吐いた彼は、一文字隼人が移動に使っていたビートチェイサー2000に手を触れた。奴らは皆、同行者の存在があったからこそ、この乗り物を見捨てて撤退している。そのせいか、鍵も残っていた。 魔導馬・雷剛に比べればその速度や性能は圧倒的に劣るが、この場では召喚ができない。だから、代用品が手に入ったのは有難かった。 (やはりこの場では力が抑えられている……首輪の影響か?) 主催者達によって、自らに架せられた首輪を撫でながらバラゴは思案に耽る。 二度に渡って烈火炎装を放ったが、仮面ライダーアクセルに変身した西条凪という女や、一文字の命を奪うことはできなかった。それにこれまでの戦いでも閻魔斬光剣を召喚しようとしたが何も起こらず、黒炎剣だけでの戦いを強いられている。 大方、加頭順やサラマンダー達が何らかの下らない仕掛けを施しているに違いない。そうでなければ、殺し合いの根底を崩される恐れがあるからだ。首輪の効果か、それともこの島全体に参加者全員の力を抑える結界でも張られているのか…… だが、ここで考えていても仕方がない。今は体力の回復を待ちながら、次の行動を考えることに集中すればいいだけだ。 不意に、バラゴはデイバッグから取り出した地図を広げる。その中央には、彼にとって非常に関心を引く建物が描かれていた。 冴島邸。かつて大河と共に暮らしていた、今のバラゴにとっては忘却の彼方に葬りさりたい記憶が眠る屋敷だ。 恐らくこれは、主催者が用意した偽者だろう。だから、カオルやゴンザもこの屋敷にはいない。何故、こんな偽の屋敷を作るのかという疑問が芽生えたが、すぐに振り払う。 どうせ、主催者達も皆殺しにするのだから、深く考えても意味はなかった。 「冴島鋼牙……」 そしてマップを仕舞い込んだ後、名簿の中に一際気になる名前があったのを、バラゴは思い出す。あの冴島大河の息子である、冴島鋼牙もこの殺し合いに巻き込まれていた。 風の噂によると、奴は大河の遺志を継いで黄金騎士となったらしい。ならば、この手で闇に葬る必要があった。 無論、それは実際に遭遇してからの話。放送で呼ばれなかったのでまだ生きているだろうが、この戦いで死ぬ可能性もある。そうなれば、メシア降臨の邪魔者は一人残らず消えるだろうが、過度な期待はしない。 いくらこの地に仮面ライダーやプリキュアのような戦士がいるからとはいえ、鋼牙とて魔戒騎士の一人。簡単に殺されることはないはずだ。 もしも冴島邸に行けば、鋼牙と戦うことになるのか? そう取りとめのないことを考えながら、バラゴはひたすら身体を休めていた。 【1日目/昼前】 【D-2/荒れ地】 ※戦いの影響によって荒れ地となっています。 【バラゴ@牙狼─GARO─】 [状態]:胸部に強打の痛み、ダメージ(中)、疲労(中)、顔は本来の十字傷の姿に [装備]:ペンダント、魔戒剣、ボーチャードピストル(0/8)@牙狼 [道具]:支給品一式×3、ランダム支給品0~2、冴子のランダム支給品1~3、顔を変容させる秘薬?、インロウマル&スーパーディスク@侍戦隊シンケンジャー、紀州特産の梅干し@超光戦士シャンゼリオン、ムカデのキーホルダー@超光戦士シャンゼリオン、『ハートキャッチプリキュア!』の漫画@ハートキャッチプリキュア! 、ビートチェイサー2000@仮面ライダークウガ [思考] 基本:参加者全員と加頭を殺害し、元の世界で目的を遂行する 0:今は身体を休めて、その後にビートチェイサー2000を使って移動する。 1:冴島鋼牙と出会ったら、この手で葬る。 2:今のところ顔を変容させる予定はない 3:石堀に本能的な警戒(微々たるものです) 4:一文字隼人とキュアピーチは再び出会うことがあれば、この手で殺す。(ただし、深追いはしない) 5:冴島邸を目指すか……? [備考] ※参戦時期は第23話でカオルに正体を明かす前。 ※顔を変容させる秘薬を所持しているかは不明。 ※開始時の一件で一文字のことは認識しているので、本郷についても認識していると思われます。 ※冴子と速水の支給品はまだ確認していません。 ※つぼみ達の話を立ち聞きしていました そのためプリキュア、砂漠の使徒、サラマンダー男爵について知りました ※雷剛や閻魔斬光剣の召喚はできません。 バラゴはこれを制限の影響だと考えています。 ◆ 暗黒騎士キバに追い詰められたが、キュアピーチの手によって仮面ライダー二号は何とか戦場から離脱することに成功する。 既に変身を解いて一文字隼人の姿に戻った後、木に凭れかかる様に身体を休めていた。全身の至る所から激痛が走る中、彼は考える。 俺ばかりに救いの手が差し伸べられるのに、どうして本郷は死ななければならないのか? あいつのように地獄を見てきた男こそ、救いが必要なのに。 (……もしかしたら、本郷の奴が向こうから祈ってくれてるのかもな。俺達が生きてくれるようにって) とはいえ、運命を憎むつもりは毛頭なかった。 こうして生かされている以上、最後の最後まで戦い抜かなければならない。沖一也、石堀光彦、花咲つぼみ、西条凪、桃園ラブ……命を救ってくれた彼らのためにも、殺し合いを絶対に止めなければならなかった。 ぼんやりと考える一文字の頬に、冷たくて柔らかい感触が走る。振り向くと、そこにはキュアピーチの変身を解いた桃園ラブと言う少女が、白いタオルを当ててくる姿があった。 「大丈夫ですか、一文字さん?」 「悪いな、何から何まで……俺なら大丈夫だ」 心配そうな表情を浮かべる少女に、笑顔を返すことしかできない。できる限り力を込めるが、やはり戦いの疲労は誤魔化せなかった。 彼女に連れられて南を一直線に進んだが、仲間達の姿は見えない。石堀や凪、それにラブの同行者である涼村暁と黒岩省吾という男達とは再会できなかった。 だが、嘆いていても仕方がない。こうして生きていられたのだがら、市街地を目指せばいつかまた再会できるかもしれないと、信じるしかなかった。 「それとラブ、お前は無茶しすぎだ……俺を助けに来てくれたのは嬉しいけどよ、石堀の忠告を無視するなって」 「うっ……ごめんなさい」 「別に怒ってねえよ」 ほんの少しだけ咎めたことでばつの悪そうな表情で俯くラブの頭に、一文字は軽く手を乗せてそのまま撫でる。 「確かに俺達はその力を精一杯、使わなければいけない時が来る。けどな、俺達には帰りを待っている人達がいるってことも忘れるなよ……まあ、俺が言えた義理じゃないけどな」 そう、穏やかに告げた。 仮面ライダーもプリキュアも平和を守る戦士だが、後ろには自分達を心配する人がいる。ガモン共和国でBADANに襲われた真美や子どもたちだって、悪と戦っている自分の帰りを待っているはずだ。 平和を守ることだけを考えすぎて、彼らと二度と会えなくなるなんてあってはならない。 「わかりました……でも、一文字さんもどうか無理をしないでください」 「わかってるって」 そうやって軽く頷いた一文字は、隣にいるラブがようやく笑ってくれるのを見る。 やはり、子どもの笑顔は何物にも勝る最高の宝だなと、桃園ラブを前に一文字隼人は思った。 【1日目/昼前】 【F-2】 【桃園ラブ@フレッシュプリキュア!】 [状態]:疲労(中)、ダメージ(中)、精神的疲労(中)、罪悪感と自己嫌悪と悲しみ、決意 [装備]:リンクルン@フレッシュプリキュア! [道具]:支給品一式×2、カオルちゃん特製のドーナツ(少し減っている)@フレッシュプリキュア!、毛布×2@現実、ペットボトルに入った紅茶@現実、巴マミの首輪、巴マミのランダム支給品1~2 基本:誰も犠牲にしたりしない、みんなの幸せを守る。 1:今は一文字さんを守りながら休む。 2:マミさんの遺志を継いで、みんなの明日を守るために戦う。 3:プリキュアのみんなと出来るだけ早く再会したい。 4:マミさんの知り合いを助けたい。もしも会えたらマミさんの事を伝えて謝る。 5:犠牲にされた人達(堂本剛三、フリッツ、クモジャキー、巴マミ、放送で呼ばれた参加者達)への罪悪感。 6:ダークプリキュアとテッカマンランス(本名は知らない)と暗黒騎士キバ(本名は知らない)には気をつける。 7:どうして、サラマンダー男爵が……? 8:石堀さん達、大丈夫かな……? [備考] ※本編終了後からの参戦です。 ※花咲つぼみ、来海えりか、明堂院いつき、月影ゆりの存在を知っています。 ※クモジャキーとダークプリキュアに関しては詳しい所までは知りません。 ※加頭順の背後にフュージョン、ボトム、ブラックホールのような存在がいると考えています。 ※放送で現れたサラマンダー男爵は偽者だと考えています。 【一文字隼人@仮面ライダーSPIRITS】 [状態]:疲労(大)、ダメージ(中)、胸部に斬痕、左腕が全体的に麻痺 [装備]:なし [道具]:支給品一式、姫矢の戦場写真@ウルトラマンネクサス、ランダム支給品0~2(確認済み) [思考] 基本:仮面ライダーとして正義を果たす 0:今は身体を休める。 1:ラブと一緒に石堀達を探しながら市街地を目指す 2:他の仮面ライダーを捜す 3:暗黒騎士キバを倒す(但しキバは永くないと推測) 4:もしも村雨が記憶を求めてゲームに乗ってるなら止める 5:元の世界に帰ったらバダンを叩き潰す 6:この場において仮面ライダーの力は通用するのか……? [備考] ※参戦時期は第3部以降。 ※この場に参加している人物の多くが特殊な能力な持主だと推測しています。 ※加頭やドーパントに新たな悪の組織の予感を感じています(今のところ、バダンとは別と考えている)。 ※参加者の時間軸が異なる可能性があることに気付きました ※18時までに市街地エリアに向かう予定です。 ※村エリアから南の道を進む予定です。(途中、どのルートを進むかは後続の書き手さんにお任せします) ※つぼみからプリキュア、砂漠の使徒、サラマンダー男爵について聞きました フレプリ勢、ハトプリ勢の参加者の話も聞いています ※石堀の世界について、ウルトラマンやビーストも含めある程度聞きました(ザギとして知っている情報は一切聞いていません) 時系列順で読む Back ピーチと二号! 生まれる救世の光!!(前編)Next Predestination 投下順で読む Back ピーチと二号! 生まれる救世の光!!(前編)Next Predestination Back ピーチと二号! 生まれる救世の光!!(前編) 桃園ラブ Next 目指せ!ハッピーエンド Back ピーチと二号! 生まれる救世の光!!(前編) 涼村暁 Next あざ笑う闇 Back ピーチと二号! 生まれる救世の光!!(前編) 黒岩省吾 Next あざ笑う闇 Back ピーチと二号! 生まれる救世の光!!(前編) 石堀光彦 Next あざ笑う闇 Back ピーチと二号! 生まれる救世の光!!(前編) 西条凪 Next あざ笑う闇 Back ピーチと二号! 生まれる救世の光!!(前編) 一文字隼人 Next 目指せ!ハッピーエンド Back ピーチと二号! 生まれる救世の光!!(前編) バラゴ Next 牙狼~SAVIOR IN THE DARK~
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「バカな、この私が!だが、これで良い この命、真のキングに捧げる 私と真のキングが一つとなり、全てを滅ぼす」 【名前】 スワローテイルファンガイア 【読み方】 すわろーているふぁんがいあ 【声/俳優】 村田充(キバ)坪井智浩(ディケイド、声) 【スーツ】 村岡弘之 【登場作品】 仮面ライダーキバ など 【登場話(キバ)】 第34話「ノイズ・破壊の旋律」第39話「ジャウト・狙われた兄弟」~第41話「ララバイ・心を解き放て」第44話「パンク・バックトゥ・ファーザー」~第48話(FINALE)「フィナーレ・キバを継ぐ者」 【登場話(DCD)】 第4話「第二楽章・キバの王子」第5話「かみつき王の資格」最終話「世界の破壊者」 【分類】 ファンガイア/チェックメイトフォー 【クラス】 インセクトクラス 【昆虫モチーフ】 アゲハチョウ 【鳥類モチーフ】 ハクチョウ 【他のモチーフ】 サナギ 【真名】 禁欲家と左足だけの靴下 【詳細】 ファンガイア族・インセクトクラスに属するアゲハチョウを彷彿させるファンガイア。 パワーはライオンファンガイアに劣るが、身軽さと頭脳プレーを活かしての撹乱攻撃を得意とし、口からの炸薬燐粉で相手を仕留め、身体組織から作成した大剣なども使用する。 【仮面ライダーキバ】 チェックメイトフォーの1人・ビショップとしてファンガイア族の参謀的な位置に立つ。 ファンガイアの皇帝の血族を正しい道に導く事を主な仕事とし、登太牙/仮面ライダーサガの教育係も務めている。 チェックメイトフォーのビショップは代々キング、クイーン直々の側近としてファンガイアの純血族をサイドから守る仕事を行う。 「チェックメイトフォーの一員」という事もあり、従来のファンガイアを上回る高い戦闘力を誇る。 エンペラーフォームとなったキバには一歩及ばないが、ライジングイクサを幾度となく窮地に陥れ、戦闘不能に追い詰めた事もある。 ビショップとしてキングの補助を行ってきたが、クイーンを追い落とした事を登太牙に咎められ、追放処分を受けてしまう。 「王と認めない」と登太牙に見切りを付け、かつて自身が仕えていた先代キングを復活させようと大量のライフエナジーを集め始める。 追放された以降は顔色が非常に悪くなり、「幽鬼」といった風貌に変化し、街中に出現しては水晶玉にライフエナジーを吸収していく。 更にライフエナジーで倒された「ファンガイア」を大量に復活させ、多くのライフエナジーを集めさせる。 バットファンガイアの復活に失敗、視力が低下している名護啓介が変身したライジングイクサとの一騎打ちで善戦するが、麻生恵のサポートによって行う攻撃で徐々に追い込まれ、最期は「イクサ、爆現」と言いながら放った「イクサ・ジャッジメント」を受け砕け散った(上記の台詞はその際のもの。)。 敗退とともに自身のライフエナジーも追加として「バットファンガイア」に捧げ、「先代キング」を現代に復活させる事に成功した。 【仮面ライダーディケイド】 「キバの世界」でワタルに仕える親衛隊として登場。 「人間とファンガイアの共存」という一族の掟に背いた者の抹殺が使命だが、「ビートルファンガイア」が王の証となる「キバの鎧」を入手した後は仕えるようになる。 その後、キャッスルドランの内部でディケイドを迎え撃つが、「ディメンションスラッシュ」を受け砕け散った。 「ライダー大戦の世界」では「スーパーアポロガイスト」のライフエナジーによって数多くの怪人と共に復活し、すぐにビートルファンガイアに吸収された。 【余談】 頭部の両脇にある飾りがハクチョウを模し、左腕は布を包めて「チョウのサナギ」をイメージして登場したファンガイアの中では唯一の左右非対称となっている。 『キバ』で演じる村田充氏は『仮面ライダー響鬼』の全ての童子役を演じ、後に『仮面ライダーウィザード』でレギオン/内藤役としてゲスト出演。 村田充氏によれば、ビショップは「最初は6話だけの登場だった」らしい(『仮面ライダー平成』vol.6「仮面ライダー響鬼」でのインタビューより)。 『ディケイド』で声を演じる坪井智浩氏は平成仮面ライダーシリーズでの出演は初となる。
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ガバルドン 基本情報 名前 ガバルドン 進化 前進化ヒポポタスlv34で進化|次進化なし タイプ じめん とくせい すなおこし ぶんぷ DPt HS BW 種族値 HP 攻撃 防御 特攻 特防 素早 経験値 ガバルドン 108 112 118 68 72 47 198 技 Lv LvUPで覚える技 1 こおりのキバ,ほのおのキバ,かみなりのキバ,たいあたり,すなかけ,かみつく,あくび 7 かみつく 13 あくび 19 とっしん 25 すなじごく 31 かみくだく 40 じしん 50 すてみタックル 60 じわれ
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ポケモン用語 初心者のために、3値についてやいろいろな用語を説明していきます 3値 能力値 ポケモンが持っている能力を値で表した3値のひとつです。 能力値の高さによって威力が高くなったり、ダメージを減らしたり… 要するにまず能力値が大事なんです。 努力値 ポケモンを倒すともらえる3値のひとつです。 ポケモンによってもらえる能力値、数値が違います。 ゴースは特攻1をもらえます。 ギャラドスは攻撃2ですがコイキングは素早さ1です。 ポケモンそれぞれもらえるのが違うので、個人でだれがどれをもらえるのかを調べるのもいいでしょう。 きそポイントとも言います。 個体値 能力値ひとつひとつに0~31までの数値があるんです。 それが個体値、3値のひとつです。 0が一番低くて31が一番高いです。 高ければ高いほどその能力があがりやすいのです。 31をVと呼んだりします。 技用語 3色パンチ・3色P ほのおのパンチ、かみなりパンチ、れいとうパンチ 3色キバ ほのおのキバ、こおりのキバ、かみなりのキバ 石刃 ストーンエッジ 影玉 シャドーボール 接近戦 インファイト ステロ ステルスロック トリル・トリクル トリックルーム サイキネ サイコキネシス 以後更新予定 ポケモン名前用語 無道 エアームド ☆ スターミー 猿 ゴウカザル 以後更新予定
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ブラッキー ◆カード情報 基本情報 HP:90 タイプ:悪 弱点:闘×2 抵抗力:超-20 逃げる:1 1進化ポケモン 《イーブイ》 → 《シャワーズ》 → 《サンダース》 → 《ブースター》 → 《エーフィ》 → 《ブラッキー》 → 《リーフィア》 → 《リーフィアLV.X》 → 《グレイシアLv.42》 → 《グレイシアLV.X》 ワザ 悪 つきかげのキバ 30 次の相手の番、このポケモンは、ポケパワーまたはポケボディーを持つ相手のポケモンから、ワザのダメージや効果を受けない。 悪無 クイックアタック 30+ コインを1回投げオモテなら、30ダメージを追加。 ポケモンデータ No.197 / げっこうポケモン 高さ:1.0 m / 重さ:27.0 kg こうふんすると からだじゅうの けあなから どくその まじった あせを ふきとばし みをまもる。 ◆考察 ワザ「つきかげのキバ」によりポケパワーまたはポケボディーを持つポケモンに非常に強い。 逆に、このポケモンの対策をしないと完封されることもあるので、デッキ構築の際には注意すること。 ◆関連項目 関連カード 《イーブイ》 《シャワーズ》 《サンダース》 《ブースター》 《エーフィ》 《ブラッキーGr》 《リーフィア》 《グレイシアLv.42》 《ヌケニンLv.40》ワザ「つきかげのキバ」の効果に似た効果を持つポケボディーを持つ。 収録パック よみがえる伝説 ◆Q A Q:ワザ「つきかげのキバ」の効果で、ポケパワーまたはポケボディーを持つ相手のポケモンからワザのダメージや効果を受けない状態のブラッキーに、ポケパワー「スナッチクロー」を持つ《マニューラ》のワザ「だましうち」で、ダメージを与えることはできますか? A:はい、できます。 マニューラのワザ「だましうち」は、弱点・抵抗力、相手のバトルポケモンにかかっている効果の計算をせずにダメージを与えるため、ワザ「つきかげのキバ」の効果にも関係なく、ダメージを与えることができます。